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腸内細菌と精神疾患

フランスでの臨床試験。本人には知らせず、生きた細菌が2種類入った菓子を食べるグループ、もう一方のグループには細菌が入っていない菓子を、毎日食べてもらった。

1か月後にアンケートをとると、生きた細菌を食べたグループは試験前より幸福感が増し、不安や怒りを感じることが減っていたそうです。

生きた細菌を食べるとなぜ幸福感が増すのか。1つには気分の調節をつかさどる化学物質セロトニンが関係している可能性がある。

神経伝達物質のセロトニンはおもに腸内にあり、腸の働きを円滑にしているが、全体の10%ほどのセロトニンは脳にあり気分や記憶を調節しています。

生きた細菌を体内に入れるとそれが合図となって、まずは別の物質トリプトファンが増え、トリプトファンがセロトニンに変換され幸福感を感じる。

うつ病患者ではトリプトファンの血中濃度が少なく、トリプトファンを含むタンパク質をあまり食べない国では自殺率が高いという。

トリプトファン不足はセロトニン不足を意味し、セロトニン不足は幸福感不足を意味する。

ただ細菌をくわえるとトリプトファンが増加するのは、細菌がトリプトファンを作るのではなく、トリプトファンを破壊していた免疫系の過剰反応を抑えるから。

アレルギーや肥満がそうであるように、うつ病も免疫系の機能不全が原因なのかもしれない。

注意欠陥多動性障害、強迫性障害、双極性障害、統合失調症、パーキンソン病、認知症、うつ病はどれも免疫系の過剰反応・炎症がみられる。

フランスの試験で示されたように、有益な細菌を腸に加えると、免疫系の興奮を抑える効果があるようです。

ということで、有益な菌、乳酸菌?や食物繊維をとることで精神疾患にも良い効果が期待できます。

こちらも参照(脳と腸の密接な関係 九州大学心身医学教授 須藤信行)

僕はヨーグルトを毎日とるのは苦手なので、もっと普段食べやすいものはないかと調べると、納豆菌も良いようです。

乳酸菌は腸内に1日程度しかとどまれないので、毎日食べる必要があるそうですが、納豆菌は5日程度は腸内にとどまるという。

また納豆菌と乳酸菌を一緒に取ると乳酸菌の効果が数倍高まるという話もありました。

今これを書いていて、納豆と乳酸菌で、ふと思い出したことがあります。高松トレーニングクラブの中尾達文先生(パワーリフティングで日本一が18回、マスターズで世界チャンピオンにもなった方です)

もう30年近く前の話ですが、当時、中尾先生が納豆とヨーグルトを一緒にかき混ぜて食べるという話を聞いたことがあります。

当時はえ~!と思ったものですが、あの強靭な肉体と精神は納豆ヨーグルトによる腸内細菌パワーの効果でしょうか?

腸内細菌の研究が盛んになってきたのは最近ですが、なんという先見の明、でも僕は一緒に混ぜて食べようとはまだ思えませんが(;^ω^)

興味のある方はお試しください(≧◇≦)

 

 

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