今日は休み。
しかし、休みは忙しい。
美子さんが、運転免許がないので、朝8時から1週間ぶんの食材の買い出しに乗せていく。
買い物が終わり、帰ってくるのが10時半。
そして母の施術。
11時半に終わり、昼食休憩。
午後1時より現在祖母が入所している老人施設アミーユへ。
今日は家に帰らなくていいということで、そのままそこで祖母に施術。
2時過ぎに帰ってきて、すぐ犬の散歩。
2時半から3時過ぎまで、父、祖父、叔父の3人をちょこちょこっと施術。
ここまでが、だいたい休日に決まってやることです。
少し資料などに目を通していると、美子さんが実家への電話が終わったようなので、協力してもらい、さっそくセミナーで習ったことの練習。
最初に体のチェックをして、習った9つのテクニックを施し、再チェック。
あまり変化なし。
すると美子さんが「頭に圧迫感感じないぐらいがいいって言ったよね。」
僕「そう、講師の先生に触れられると、まったく圧迫される感じはなく、ふわ~て感じ。」
美子「でも、今やってもらったの圧迫感あったよ。」
僕「なに、さっきのでもまだ強かったか。ちょっともう1回良いか。」
という事で、再度訊きながらやってみた。
目じりの横にコンタクトしながら、僕「これぐらい?」
美子「まだ強い、もうちょっと離して」
少しずつ離していき、美子「そこがいい」
と言った位置は、皮膚から指が離れ、ちょうど産毛があるとして、産毛の先に触っているぐらいの位置。
離れちゃってるけど、本人がそこがいいというので、とりあえず手は離れちゃっているので意識で動きについていくイメージでやってみた。
そして手のひら全体で頭を包み込むようなコンタクトでは、ちょうどいいと言ったのは、これまた皮膚から手が離れ、髪には触れているぐらいの位置。
そして最後、前頭骨にコンタクトの時は、美子「また、ちょっとずつ離して行って。」
「そこ!」と言った位置は、おでこ表面から1センチほど離れた位置。
これまた完全に離れているので、イメージのみで動きを感じようと努める。
美子「ウオ~足先までびりびりくるぜ。」
そして、再度体のチェック。
すると最初の検査で、座位で体幹をひねると痛みがあった腰の痛みが消え、楽に動き、腕の挙上では140度ぐらいの角度で抵抗があったのが、真上までスーと上がり、なにより本人が「調子が悪かったのが、スカッとした。」と言うではありませんか。
いや~答えは臨床の中にしかないとは言っても、手が離れた位置がいいと言われると難しいし、患者さんに1回1回聞くわけにもいかないしな。
しかし、美子さんにとっては、その位置での施術で、あきらかに良かったわけだ。
人間の体は、奥が深いな。