知り合いにゆるむ感じについて聞かれたので書いておきます。
僕がゆるむ感じがわかるようになったのはオステオパシーのセミナーに出てからで、だからまだここ2年ぐらいのことです。
それまで勉強したものの中でこれをおしえてくれたものはありませんでした。
ならってわかったことは、それまでの僕の刺激は強すぎたし目的の組織にテンションがかかっていなかったので、ゆるんでこなかったのです。
たとえば拇指で押圧をくわえ筋膜などをゆるめたい時に、硬い所をみつけるとそこにめがけて押圧をくわえていくのですが、これ以上押すと相手の体が拒否する、りきんでくるというところの手前でとめなければなりません。
しかしそこではまだほぐしたい組織にちょうどいいテンションがかかっていない場合ほぐれてきません。
昔の僕は、このテンションのたりないのをさらに押し込んでとろうとしていたので、相手は痛いしほぐれてもこなかったのです。
今は相手が拒否しないポイントまで入ったあと、今度は横方向、前後左右回旋などをくわえてちょうどいいテンションをつくってゆるむのを待ちます。
問題はこの待つ時間ですが、1分、2分とかかる場合があります。
関節などだと場合によっては5分ぐらいかかる場合もあります。
しかし、これがわかるようになったおかげで、問題の部位だと思った場所がゆるんだ時に、相手の痛みが残っていれば、ここが問題じゃなく次へいける。
わからないとまだここを刺激すべきか別へうつるかの判断がつかなくなります。
また施術がおわったあと患者の感想も本当に楽になったのかそうでないのかも、かなり的確にわかります。
偉そうに書いていますが、毎回的確にできているわけでなく、昨日書いたようにまだまだうまくできない時も多々あります。
毎回きっちりとらえられるように頑張っているところです。