この前、看護師さんを施術中、SBSリフトを行っていると、
患「鼻が通った、なんで?」と聞かれて、
それまで非常にざっくりとしか理解してないことに気付く。
鼻詰まりのメカニズムなどにも興味が出て、最近調べている。
調べてみると、知らなかったことがけっこうある。
鼻の機能だが、
①肺を保護するために、体内に吸い込まれた空気中に含まれるほこりや細菌などの有害物質を(鼻毛や粘膜などで)取り除く「ろ過機能」
②肺に取り込まれた酸素が吸収されやすいよう、鼻を通るわずか1秒ほどの間に、肺の内部環境(温度37度、湿度100パーセント)に近い状態にする「加温加湿機能」
これらについては、知っていましたが、
鼻腔、副鼻腔の粘膜には、肺の血管を拡張させ、血液への酸素の取り込みを促進させる一酸化窒素が多量に作り出されている。
口呼吸では一酸化窒素が不十分なため、鼻呼吸に比べて酸素の取り込みが低下するそうです。
知りませんでした。また
小児が鼻詰まりが治療されず放置されると、アゴの骨、舌、喉の筋肉、舌骨などの成長を阻害し、気道が狭くなる結果、睡眠時の呼吸障害をきたす。
そして睡眠時の呼吸障害によるエネルギーの過度な消費が、インスリンの活性や、成長ホルモンの分泌を乱し、身体の成長が抑制される。
また、学習能力の低下や、脳の発育を阻害する危険性も指摘され、
ゆえに、睡眠呼吸障害がみられる小児は、早期に鼻からの呼吸を取り戻すことを第1に考えなければならないそうです。
鼻づまりが引き起こす睡眠障害による弊害に、脳の前頭連合野の機能低下と視床下部や脳下垂体への影響によるホルモン分泌障害がある。
前頭連合野の機能低下は、成人においては、集中力の低下、業務効率の低下、日中の眠気などをきたし、QOLを低下させ、幼少時においては、起床時の覚醒不良、学業成績の低下、注意欠陥多動性障害、キレやすい、怒りっぽいといった攻撃的性格として現れる。
視床下部や脳下垂体への影響では、特に成長ホルモンや抗利尿作用のあるホルモンのバソプレッシンは睡眠不足の影響を受けやすい、小児においては発育不良や夜尿症が、
また睡眠に影響されるホルモンとして副腎皮質ホルモンの一種であるコルチゾールがある。
こんなことがわかると、今まで鼻詰まりを意識してみなかったが、鼻詰まりの解消は大きい問題だな。
鼻づまりでお悩みの方、ぜひクラニアルおすすめです。
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