当ホームページの院長紹介の蘭で、風景写真を眺めるのが好きと書いているのですが、嬉しい情報を入手しました。
こちらの本を読んでいたところ、休息の効能について書かれている中に、風景写真について書かれていた。
内容を抜粋しますと、
2008年ミシガン大学の心理学者マークバーマン博士が自然と創造力との間に強い関係があるか確認する実験を行った。
学生を2つのグループに分け、まず両グループにかなり集中力のいる課題をいくつもやらせる。
その後、第1グループは静かな公園で、第2グループは騒々しい市街地で休憩をとってもらった。
休憩後にまたテストを行うと、静かな公園で休んだ第1グループの方が成績が良かった。
これだけなら、まあそうだよなと言う結果であるが、もう一つ実験を行った。
今度は、部屋から出さず、自然の風景写真を見る(実験では6分間)グループと、市街地の写真を見るグループに分けて実験を行ったが、同じ結果になったそうだ。
さらに創造力アップだけではない。
こちらの方が、僕らにとって関係が深いと思う。
慢性炎症の予防効果があるんじゃないかということです。
炎症との関連が疑われる分子インターロイキン6の分泌量を減らす効果が期待できるそうだ。
エモーション誌に掲載されたある論文によると、「どんなポジティブな感情よりも、自然によって喚起される畏怖の念のほうが、インターロイキン6の低下につながる」という。
論文の筆頭著者ジェニファー・ステラー博士に「自然環境に身を置いたり、風景写真を眺めるだけで、なぜ体内の化学反応が変化するのですか?」と聞いてみた。
ステラーの考えは「自然に対して畏怖の念を抱くことで、宇宙とのつながりを感じ、いろんなことがちっぽけに思えるのかもしれません。その結果、ストレス反応が治まって炎症が軽減するのでしょう」
以上抜粋。
まだ、それがおこる原理はわかってないようだが、とりあえず、そのような効果があるようだ。僕にとってはそれで充分。
特に効果を期待してやっていたことではない。
なんとなく風景写真などを眺めてると、癒されるというか、心地いいからやっていただけだが、そういう効果もあるらしいといわれればうれしいもんだ。
炎症や痛みにお困りなら、風景写真を眺めるってことも試してみてはいかがでしょうか。
もし効果があったら、教えて頂けると嬉しいです!(^^)!