現在取り入れている施術内容に、大幅に変更して、
今日まで、のべ200人ぐらいに施術して、
上手く行く時と、行かない時が、ハッキリしてきた。
それが、タイトルの集中力と診立てである。
まず今行っているテクニックが非常にイメージが重要なため、
集中してなくて、違う事考えたりすると、当然あまり変化しない。
それと診立てである。
最初の検査時に、だいたいあそことあそこが問題なので、
7ステップに、あれとあれを足すか、と決めて行う。
それがピタリとはまれば、効果大です。
だから、上手く行く時は、短時間で終わる。
しかし、その診立てが間違っていると、なかなか変化しない。
間違っているというか、最初の検査時にどこを施術するか判断を迷ったり、
また判断できずに、あれもこれもとやっていると、ますます良くならない。
50代女性 腰痛、左膝痛、肩こり、メニエール、腕がパンパンにむくみ動かしづらい。
うちの美子さんと仲が良く、無料モニターになった。
前回、無料モニターなのと、新しく習ったテクニックを使いたく、
いろんなテクニックを使っては検査、使っては検査、
しかし、現在の状態を診てテクニックを使ったのでなく、
やみくもに、ただいろんなテクニックを使ってみたかっただけ。
当然それでは、あまり変化しなかった。
今回は、前回申し訳ないことをしたので、
ちゃんと検査して必要そうなものだけチョイス。
事前の検査で、左肩外転、右捻転、首の左回旋、左側屈に制限。
膝倒しは左に倒れにくい。
触診では肝臓と右腎臓が硬い。
前頭骨プレス、肝臓プレス、横隔膜矯正、右腎臓リフト。
腹臥位で、観るとまだ右腎臓が盛り上がっている。
肩甲骨チェックすると、左が動きが悪い。
左腎臓上方矯正、これで肩甲骨の動きは良くなったが、
右の腎臓の盛り上がりも気になる。
右の腎臓に掌を当て、ただ良くなるイメージだけして待つ。
次第に、柔らかくなりながら、盛り上がりがなくなっていった。
左右揃ったので、再び仰臥位。
大腰筋、骨盤を調整。
相反、蝶形骨、後頭骨、前頭骨にアプローチ。
これで再検査、各制限がとれ、ほぼ左右同じように動くようになったので終了。
所要時間、検査含めて25分ぐらい。
今のところ、このぐらいの手数、時間が効果が高い。
少々痛みが残っていても、全体のバランスや質感が良ければ終了した方が良さそうである。
ここで、たまに患者さんが「もう少し痛い」に付き合って、
もう少しどうにかしようとすると、かえって良くない場合が多い。
やはり最近よく感じるのは、刺激多すぎないほうがいいのかなという事。
診立ての大事さを痛感している今日この頃です。