最近、少し変わったことは、
例えば、この前の土曜日に来てくれた患者さんで、野球やってて肩と首が痛くなった。
施術が終わって、まだ首を動かすと、痛みが少し残っている。
しかし、とりあえず頸椎に制限があったのは、解放して動きは出ていたので、あとは2~3日で痛みは引いてくるよと伝えた。
そして数日の間は、痛い動きはしないよう伝える。
どうしても、ついつい痛みを確認したくなって、痛い動きをしてしまいがちだが、それを注意してやらないように気を付けてもらう。
組織が痛んでいる場合、修復の途中でまた引き伸ばされると、治りかけたかさぶたをはぐようで、結果回復が遅れる。
また、おそるおそる動かすから、無意識に筋が緊張した状態で動かすことになる。
なんにしろ、しないにこしたことはない。
しかし、まったく動かさないと体が固まってくる。
そんなときはゆる体操などの、小さな動きでゆるませるような運動がいい。
この方には、その場歩きの体操を教えていたが、その動きでは痛みは無いそうなので、しばらくはその体操ぐらいで、痛みが引くのを待つよう伝える。
なにが変わったのかというと、昔はこういう事を言わなかった。
施術のみで痛みが取れなかった時に、なにか言うのは言い訳がましいと思っていた。
また、伝えたところで、どうせやらないだろうとも、思っていた。
しかし、最近考えが変わった。
僕自身が治療を受けてて、先生に普段自分で出来ることはないか聞くと、「痛くてとても出来ない、つづかない」と答えられた。
それで思った。
それがどういう物かは、わかりませんが、できるかできないかは、やってみないとわからないしなと。
まあ、それを伝える時間がないからかもしれませんが、
逆の立場で、僕も患者さんに、痛みが残っている時などに、
気を付けた方がいい事や、やった方が良いと思う事があれば、できるだけ伝えるべきだなと感じた。
その上で、やるかやらないかは本人次第だし。
必ずしも、それをやらないといけないわけではないし。
一応、提供できる情報は伝えた方がいいだろうと思うようになりました。
もちろん、施術時間の都合でそんな時間もない場合もありますし、その患者さんに良い方法がわからない時もありますし。
ただ気付いたことは出来るだけ、伝えるようになりました。