施術をするときに、患者さんはなにをされてるかわからないから、今なにをしているというのを説明しながらやったほうがいいと何かの治療院マーケティングみたいなもので見た。
たしかに、いままで新規の方にも、ほとんどなんの説明もしないまま「じゃあ、うつ伏せになってください」であとは無言でもくもくとほぐしていくか、さもなければ施術と何の関係もない話で盛り上がって施術があまり進まず終わってしまったりすることがあった。
たしかに若い女性の方だと、何の説明もないまま施術されても不安があったりするだろうし、ましてや関係のない話で施術があまり進まないのはよくない。
そこで、簡単に施術の説明をしながらやってみようと思い今日の新規の方で試してみた。
「うちではまず全身をざーっとほぐして、そこで一度立って動かしてもらって残っているコリや痛みに施術していきますね。」
「じゃあ、うつ伏せになってください。」「背中からほぐしていきますね。」
とここまではよかったのだが、ここで脊柱をほぐしながらつい「じゃあ今までいろいろ治療されたんですね。」と聞いてしまった。
最初にいろんな治療したんですがあまりよくならなかったときいていたので軽い気持ちで聞いたのだが、あそこでこんな風に言われたとかどこどこで毎週こないとだめといわれたとかでもよくならないとかいろんな話をされだしたので、つい相槌をうちながらしゃべってしまい(もちろん施術しながら)当初の説明しながらやろうはどっかいってしまい、いつものように終わってしまった。
説明しながらやるぐらいすぐできると思ったがなかなか思うようにはいかないもんだ。
主訴の腰痛、肩こり、頭痛のうち、腰痛と頭痛は楽になったが、肩の重さが少し残ったようだ。
原因は当然しゃべりすぎだな。やはりしゃべっていると集中力がおちるせいか、施術のスピードがおちて当初の予定よりだいぶおそくなり、まだやりたらないで時間がきてしまうことがよくある。
しかしあまりに黙ったままやるのもどうかと思うので適度に説明しながら、また質問にはうまく答えながら時間内にきっちりできるように、これも練習だな。