40代男性 3年ぶり
実は今の院の改装工事中、外壁塗装を格安でしてくれた方。
その塗装中に腰痛を診てということで施術した。
3年前なので、まだほぐしメインの頃です。
その時に、改善できなかった。
ほとんどの刺激がうまく受け入れてくれない。
今思えば、当時は刺激が強かった。
ただ当時も内蔵の問題を感じたが、うまくアプローチするすべがなかった。
そこへ3年ぶりに電話がかかり、来院。
腰が痛いそうだ。3年ぶりに挽回のチャンスがやってきた。
僕「今日はどうしました?」
患「腰をひねると痛い、今毎日最低1万歩歩くんじゃけど、歩きすぎが悪いんじゃろうか?」
僕「歩くのが原因で腰が痛くはならないけど、どこかにもともと問題がある状態で、歩き続けると負担が出て痛くなることはあるよ」
患「じゃあ、踵の骨骨折したのが影響してるかな?」
そういえば3年前、左のかかとを骨折していました。
仰臥位になって視診では、右足首が内反、左はそうでもない。
さっそく頭から観て(頭硬い、1次呼吸が小さい)、感じたままに施術していく。
FBプレス、左腎臓、左大腰筋、
ついで胃、左手を背中側に指し込み右手で胃にエネルギー、
胃がゆるんでくると十二指腸、膵臓と反応があり、そのままアプローチ。
膵臓がリリースしてきたら、左手に触れてる背中もゆるんできました。
今日はまだまだ反応がつづく。
肝臓、胆のう、右腎臓、右大腰筋、横隔膜。
ついで左下腿、足首に反応。
足首は右の方が歪みが強かったがなと思いつつ、
まず腓骨頭を上前方へ、ついで左足首さわると、
ソックスの下にけっこう硬めのサポーターはめてるじゃないか、気が付かなかった。
いちいちとってもらうの面倒なので、そのままアプローチ。
外果を上方、距腿関節を同時に意識でリリース、やってみるといけるもんだな。
同じく右も腓骨頭、外果、距腿関節リリース。
まだ続く、直腸これはキレーションでアプローチ。
最後にクラニアル、ここは反応を追ったわけではないが、
相反、SBS、OCT、側頭骨、FBST。
これでいいだろう。所要時間35分、ロングコースになってしまった。
僕「はい、いいよ、立ってみますか」
僕「さっきの痛かったねじる動きやってみて」
3回4回と動きを繰り返しながら、ポカーンとした顔で何の反応もないから、
(あれ、まだ痛かったかなと、声かけようとしたら突然、大きな声で)
患「何やったん!痛くない!」
患「揉んでもらうものという頭があったけど、触れてるだけで何があったん!」
と驚いている。良かった、3年前の挽回は出来たかな。
僕「もう(ほぐしは)やめたんよ、今は頭蓋や内臓にアプローチする施術に変えてな」
患「何が悪かったん?」
僕「消化器系に問題が多かった、それが腰に負担かけて痛くなったんでしょう、普段の食事を少し控えめにして消化の負担を減らせば、普段もっと腰が楽になるよ」
その後、少し話して、聞けば息子さんが、ついこの前、柔整師の試験に合格、近くの整骨院に勤めるそうです。
帰ったら息子さんに話すかな?
一般の方には、まだまだ内臓クラニアルって不思議に感じる人も多いんだなと思いました。
なにはともあれ、内臓・クラニアルで3年前の挽回が出来た。
こういうの嬉しい\(^o^)/
ご指導頂いた研究会の先生方に感謝です<m(__)m>