まず食事量が減らせたら、次は内容ですね。
もちろん、もともとそんなに食べる方じゃないという方もいると思いますし、またどうしても食べる量が減らせないという方は、まず内容から変えていってもいいでしょう。
なにはともあれ、出来ることじゃないと意味ないんで。
だから食事内容と言っても、そんなに堅苦しいことは言いません。
まず量が減らせたら、それだけで消化に関わる胃、十二指腸、胆のう、膵臓の負担が減ります。(特に腰より上、肩甲骨より下の背中がいつも張るという方は、消化に負担がかかっています)
また解毒に関する肝臓、腎臓の負担も減ります。
次は腸、腸内細菌のために食物繊維をとりましょう。
最近は腸内細菌の重要性がよく言われるようになりました。
腸内細菌は食物繊維をエサにして短鎖脂肪酸を作ります。腸壁の細胞はこの短鎖脂肪酸をエネルギー源にして腸のバリア機能を維持しています。
腸のバリア機能が低下すると腸漏れ(リーキーガット)症候群ともいわれいろんな問題が起こります。
そして腸の状態が良くないと、下腹部や腰回りの筋肉も硬く張って腰に痛みが起きやすくなります。
では腸のバリア機能を回復するにはどうすればいいのか?
短鎖脂肪酸を増やす「食物繊維が多めの食生活」をすればいいのです。
いきなり理想的な献立にしようなどと考えると続きませんから、食物繊維の多い食品の中から、まずは自分の好きな物、自分の食生活に取り入れやすいものなどから少しづつ変えていけばいいんじゃないでしょうか。
習慣にしないと意味がないので、無理のない範囲で少しずつ試しながら自分に合ったやり方を見つけてください。
この食事量を減らす、食事内容を良くしていくことで内臓の負担が減れば、腰痛の改善、また今後、腰痛を起こすリスクが激減します。
ぜひ、お試しください。