一般には腰痛が起こった時に内臓が影響しているとは考えない人の方が多い(と思う)
普通は、この痛い筋肉が問題なんでしょ、だからこの筋肉ほぐしてとか。
骨盤や背骨が歪んでいるから、骨格矯正してとか。
または病院でヘルニアで、この飛び出た髄核を手術しないととか。
という対応が多いと思います。
じゃあなぜ私は筋肉や骨格よりも内臓を重視するのか。
じつは私自身の体験から、そう思うようになったんです。
私は、高校生になってから空手を始めました。
習い始めた極真空手は基本的に体重制ではなく無差別制が基本でした。
となるとやはり体重が重い方が有利です。
もともとやせていた私は、とにかく体重を増やそうと、食って食って食いまくりました。
60㎏から、努力の甲斐あり(そう食べるのが苦痛に感じるほど食べていました)88㎏まで増量しました。
まあ無茶でしたが、若いから何とか無理が効いたのだと思います。
高校を卒業してからは、これにアルコールが加わります。
そして稽古が終われば、冷たいビールと大量の食事を流し込む。
そうストレス発散で食べ過ぎるとかではなく、むりやり苦しくても食べられる限界まで食べていました。食うのも稽古のうちだと。
当然、内臓が悲鳴を上げてきます。
お腹が痛くなることもありましたし、この頃から背中がパンパンに張り始めます。
まだ21歳かそこらですよ。
椅子型マッサージ機を買い、毎日背中を刺激すると、少しお腹がすっとする。
このことから、どうも内臓と背中は関係がありそうだと感じる。
さらに当時、空手雑誌に足医術の連載があり、その説明会に出たりして、刺激する棒を買い、毎日自分で足裏を刺激しながら、無理して食べる生活を続ける。
その後、空手の選手生活を引退し、無理して食べることはなくなりました。
しかし、長年、大食を続けたせいで、無理しないで不通に食べる量が、増えていました。
こんどは普通じゃ物足りない( ̄▽ ̄)
そして運動量は激減。
ますます内臓に負担が(ToT)/~~~
そして、この高校生から、ずっと定期的にギックリ腰を起こしていました。
だから体感的に内臓と腰痛・背部痛は関係あるなと思っていました。
それが整体の勉強を始めてから、内臓体壁反射など、理論的にもやはり内臓の影響はあるんだなと納得。
しかし、当時はまだ内臓にアプローチする技術がなかった。
習ったのも、普通に全身をただ押圧していくやりかた。
それからだいぶ時は過ぎ、オステオパシーのセミナーで内臓マニピュレーション。
さらにNST研究会で内臓クラニアルテクニックのセミナーを経て、やっと私自身がやりたかった、問題だと思っていた内臓へのテクニックをメイン(頭蓋骨→脳もですが、これはまた別の機会に)にした施術を提供できるようになりました。
テクニックや理論が先にあったのではなく、たまたま私自身が内臓に負担をかける生活から、腰痛・背部痛に苦しんだことから始まりました。
これを、よんでいるあなたが私ほど無理に食べる生活をしていないと思います。
だから、そんなに負担かけてないと思うかも。
しかし、私が当時食べ過ぎていたのは、ほとんどコメ、ご飯です。
それが今では、甘いパン、スナック菓子、コンビニデザートなど、少量でも消化に負担がかかるものが増えてきました。
だから、そんなにたくさん食べてなくても負担がかかっている人が多いです。
さらにストレスの問題も影響しますが、それもまた別の機会に。
なかなか治らない腰痛・背部痛(肩こりだってそうですよ)でお悩みなら、
内臓テクニックをお勧めします。ぜひ体験してみてください。