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腰から背中、首まで痛い

60代男性 腰痛、首、背中(特に上背部)の強いコリ。

前頭骨プレス、DRT、ふくらはぎの内臓反射点刺激、小円筋の反射点、肋骨矯正、腎臓上方矯正、横臥位で軽く首、肩、背中、腰、脚をざっとほぐし、仰臥位に。

肋骨の内臓反射点、肝臓リフト、横隔膜矯正、左腎臓リフト、左大腰筋リリース、小腸矯正、

次に下腹部を矯正していく、回盲部から直腸、S字結腸と観ていく。

すると、最近よく感じるのだが、恥骨のすぐ上から少し左に非常に硬くなっている組織を感じる事がよくある。

今までは、あまり触れなかったところだが、最近内臓施術をよく使うようになって、下腹部も念入りに観ていくようになって、よく出くわすようになった。

その組織がなんなのか、自分の解剖知識と触診能力でははっきりこれだとはまだわからない。

わからないが今日もそこに非常に硬い組織があり、焦点あわせてリリースしようとするのだが、イメージを明確に持てないので、なかなかゆるんでこない。

結局、リリースできず時間だけが過ぎていくので、ほっといて頭蓋の矯正、頸椎の矯正をして腰の動きをチェック。

仰臥位で片足ずつ挙上してもらい、違和感や痛みは無いか聞くと、左脚をあげた時にハムストリングにハリが出る。

両膝曲げて左右に倒すと、右に倒したときに仙骨の左から起立筋にかけて痛い。

ハムストリングが張るのと仙骨に痛みがあるというので、左の骨盤隔膜から攻めようと思い立ち、坐骨の内側から拇指をゆっくり差し込んでいく。

徐々に硬かった骨盤底筋群がゆるみ、深く入っていく。

この時、そうださっき固くてゆるまなかった組織の方にも角度を調節しながらアプローチしていくとかなり深くまでゆるんでいった。

それでもう一度、足をあげてもらうとハムストリングのハリはとれた。

膝倒しをすると、仙骨から腰部までは痛みが取れ、下部胸椎の左に残る。

横臥位で横突起に拇指コンタクトでリリースさせて、もう一度膝倒しをやってもらうと今度はスムーズに倒れるようになったので、立って体の状態を確認してもらう。

すると腰は楽になったが、上背部(胸椎1,2,3番の両サイド)にまだコリがあるという。

そこで横臥位で胸椎横突起に拇指コンタクト、もう一方の手で患者の腕を前方挙上していきちょうどいいテンションのところで待っていると、ロックしていた横突起がスーと動き出す。

もう一方もやって、再度立って確認してもらうと、「あ~今度は楽になりました」と喜んでいただきました。

しかし、こうやって書いてみると、まだまだ未熟でこれだけの症状を取るのにずいぶん四苦八苦しながらやってますね。

まあ、試行錯誤しながら、頑張っていきたいと思います。

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