今日は、いつものように午後2時からの施術前に母の施術をしていたのですが、
食後のせいかもしれませんが、腹部の触診で、
肝臓も胆嚢も小腸も回盲部も膵臓も硬い、あるいは腫れたような感じを受ける。
それぞれにコンタクトしてTLしても、ほとんど反応する。
指の筋力検査は、すぐ手がパンパンになるようで、差がわかりづらい。
感性だけに頼るのもなんなので、
さて、なんで行こうかなと考え、脊椎で観てみようと思い、
まず、いつものように、FBプレス、肝臓プレス、横隔膜矯正まで行い、
腹臥位になってもらい、背骨の固さチェック。
弾発検査というのか、手のひらで押圧してみて、動きの固い脊椎を探す。
胸椎の4番と腰椎1,2番が硬い。
仰臥位になってもらい、胆嚢プレス、キレーション、
そして回盲部、盲腸からもキレーション、
再度、腹臥位で脊椎の固さを確かめると、硬さはなくなり、動きが出ました。
あとクラニアルやって終了。
以前、押したり揉んだりほぐしメインでやってた頃は、この脊椎の固さが、なかなかとれませんでした。
カイロなどのスラストは習った事がなく、やっていませんでしたので、
固い脊椎があれば、横突起を拇指押圧で持続圧してました。
それで痛みなどはとれたりしてましたが、椎間関節が動くようになっても、
前縦靭帯や後縦靭帯にアプローチできていないからか、
先ほどの腹臥位での弾発検査での硬さが変わらず、動きは出てこない事が多かった。
しかし脊椎に対応する内臓にアプローチすることで、脊椎に変化が出せると分かってからは、ちょいちょい使うようになりました。
普段は、座位や仰臥位で検査して、もっとも問題が大きそうな内臓にアプローチするようにしていますが、先ほどの母のように、1~2つに絞れなかった時に、背骨もチェックしてみるようにしています。
うまく内臓にアプローチできると、脊椎の固さがとれ、動くようになっているのが面白い。
今日も、何をやるか?よりどこをやるか?を見つけるのに試行錯誤しています。