「知の体力」永田和宏
この著者の「タンパク質の一生」という本が非常にわかりやすかったので、興味が湧いて借りてみた。
しかし大学教授という立場から、大学教育の在り方についてだったので、あまり興味を持てずに終わった。
まあ言いたいことは、高校までは答えがある。そして正しい答えは1つ。という教育。
だが実社会では、なにひとつ絶対的な答えなどない。
答えがないということを前提に、なんとか自分なりの答えを見つけようとする意志。
誰かに尋ねれば、必ず答えがあるはずだ、与えてくれるはずだという依存から脱却する。
そういうことについて、いろんな角度から書かれている本です。
ただ、それ以上に、最近の大学教育に求められる制度などへの批判もかなりあり、僕的にはいまいち興味が持てない内容が多い本でした(T_T)