昨日ポスティングみて初来院された60代男性
10年ほど前に椎間板ヘルニアで入院経験あり。
その時、手術する程ではないが、椎間板がつぶれているので、治ることはないと言われたそうです。
その後、10年の間、数か所整体、接骨院などいろいろ通っているが治らないそうです。
医者に骨がつぶれているので治らないと言われているので治ることはないけど肩がこっているのでほぐしてほしいと訴える。
私「この10年の間、日によって今日は楽だなあとか、今日は痛くないなあという日はなかったですか。」
患「ないです。ずっとピリッとくる痛みがある。」
私「その入院された時、楽にならなかったですか。」
患「あっ、その時は楽になりました。」
私「そうでしょ。その後、日常生活に戻ってまた痛み出したんじゃないですか。」
患「そうです。そうです。」
私「なら大丈夫ですよ。その時一時的にでも痛みがとれたのなら、楽になる可能性は十分にありますよ。だってつぶれてるから治らないというのが本当なら、その時も痛みはとれないはずですよね。」
患「ああそうか。」
私「まあ、やってみましょう。」
という事で、施術にかかりました。いつものように全身ざっとほぐして、仰向けで患者に自分で足を持ち上げてみてもらったり、膝立てて左右に倒したりしてもらい痛みはないか聞いてみると、
膝立てて、右に倒した時に第4腰椎の左側に痛みが出る
右横臥位でそこに拇指を当ててゆるんでくるのを待ちます。
ゆるんだのでもう一度同じように膝を倒してもらうと「さっきよりだいぶ良いが、まだ少しある。」
そこで左の仙腸関節がもう少し動きが悪くて引っ張られるのだと思い、同じく横向きで掌で仙腸関節を圧縮するように圧をかけてゆるんでくるのを待ちます。
ゆるんで動きが滑らかになったのでもう一度同じ動きをしてもらうと「あっぜんぜんなくなりました。」
立ってもらって動かしてみてもらっても、「ああ、痛くないです。ただここがちょっと痛いです。」
と右肩甲骨上縁をゆびさすので、それもとって終わりました。
よくある例ですがこのように医者に治らないと言われてそう思い込んでいる方がけっこういらっしゃいます。
もちろん完治して痛くならないというのは難しいですが、ある期間痛みが取れたり、かなり痛みが軽減することはあります。
もちろんどうにもならないほどひどい場合もあったり、また僕の施術が向いてない場合もありますので一概には言えませんが、定期的に通っていれば、治らないと言われた人もあまり痛くなく、それまでよりずいぶん楽に日常生活をおくることも可能です。
楽になったら儲けもの。一度試してみませんか。