以前は検査というものを全然やっていなかった。
オステオパシーのセミナーなどで体の観方など受講したことはあったが、
やっていたことが全身を押圧や揉捏でほぐしてだったので、
また来院される客層がそれを求めていた事もあり、
来院されると、どこが痛いか聞き、そのまま腹臥位から始め
仰臥位、横臥位と一通りほぐして、
立ってもらい、痛い所が残っていれば、もう少しそこをほぐす
という感じでした。
しかし、NST研究会のセミナーを受講し始め、
講師の先生からのアドバイスは
まずは僕は、検査をしっかりやることから始めて下さいとのことです。
検査に始まり検査に終わる、これをしっかりやることから始めました。
まずは、簡単な検査ですが今やっているのは、
座位で腰椎の硬さ、肩の外転挙上、体の捻転、首の回旋、側屈、前後屈
仰臥位で頭、脚の重さ、膝倒し、片足ずつの足挙げ(自力と他動)、骨盤の硬さ(前方と側方)、胸郭の硬さ、腎臓の重さ
などをチェックするようになりました。
取り入れた最初は、どの動きが硬いと、どの内臓に関連しているのかが分からず戸惑っていましたが、
やりつづけていると、徐々にいろんなことがわかるようになりました。
その分だけ、余計な施術が減ってきています。
また、全然関係なさそうなものが、影響出せたりと、
いろんな発見があります。
例えば、最初の頃は、足上げで右足が重いと、回盲、盲腸、右卵巣、右大腰筋あたりを攻め
改善するまで、その辺を攻め続けてましたが
アプローチして、まだ少し残っていた時に、まてよ頭蓋にアプローチして
もう一度検査してみようと、やってみると
頭蓋で足の重さが揃いました。
また今日は、左脚が上げにくかったり、挙げると痛みを感じたりした方が2名いましたが
最初、左大腰筋やS状結腸にアプローチして変化せず
骨盤や腹部をチェックすると
右仙腸関節や回盲部などが硬く、そちらにアプローチすることで改善しました。
以前なら左大腰筋やS状結腸、左仙腸関節を攻め続け、改善しないまま終わるパターンでした。
非常に初歩的ではありますが、検査をし続けることで、施術の時間が減り、効果は大きくなってきています。
こうなると、もっといろんな検査法が知りたくなってきます。
検査で一番メジャーな問題点を特定できるようになるのが、新たな目標です。
頑張ろう。