今度の日曜日は、大阪で栄養学サプリメントセミナーを受講してきます。
実は、ちょっと前まで、サプリメントには否定的でした。
なぜかと言うと、その昔、20年ほど前でしょうか。
当時、施術業界に入るきっかけを、つくってくれた先生がいて、
その先生に、すすめられて玄米酵素というサプリメントを飲むようになりました。
当時の僕は、かなり飲んで食ってしてまして、
内臓には、多大な負担をかけていました。
そこへ、このサプリメントを飲むと、少し調子が良くなります。
すると、さらに飲んで食ってしました。
そして、また調子が悪いと、さらにサプリメントの量を増やし、
そして、また飲んで食って、サプリの量が増える。
悪循環です。
その時、僕のように自分に甘い人間は、サプリに頼るとだめだなと。
飲んで調子よくなった分だけ、不摂生がふえる。
意味がない。
そして、僕に勧めてくれた当時の先生も、
この先生も、相当な酒好きでした。
しかし腎臓の調子が悪く、しばらく酒をやめていたのですが、
玄米酵素を飲みだして(当時、月に1回ぐらい会っていたのですが)
1月後、「小野君、酒飲んでる、俺月に5回だけ飲んでる」
さらに次の月、「月に5回だけ、飲んでる、そのかわりその時は浴びるほど飲むけどな」
さらに次の月、「小野君、飲んでるか、俺は毎日ガンガン飲んでるよ、このグルカン入り(玄米酵素)飲むと、なんぼでものめるで」
それから、定期的に会う事がなくなって、3か月後ぐらいで
当時、所属していた全国療術師協会の学会があり、懇親会で
その先生が、ペットボトルの水を持って歩いていました。
みると少しやせていて、どうしたのかと思うと、
「小野君、酒飲めなくなって、水持ち歩いてる、透析せんといけんようになってしもうて」
僕もそうですが、このようにサプリメントに頼って、実際の食生活が無茶になっては意味がない。
意味がないどころか、かえってよくない。
実際こういう方も多いのではないでしょうか。
こういう体験から、サプリメントには極力頼らないようにしようと、思っていました。
また以前の施術も、押圧やほぐしがメインでしたので、
来られる患者さんも、ほとんど大きな病気はなく、
肩こり、腰痛がほとんどでしたので、
サプリメントを飲んでも治したいと言う方もあまりいなかったので、
必要としていませんでした。
しかし、この度、NST研究会で勉強し、不妊やアトピー、自律神経失調など
真剣に治したいと思う方を、相手にするようになると、
栄養やサプリメントも必要になるなと、
特に不妊でお悩みの方は、時間との戦いになるので、
いろんな面でサポートできないとだめだなと、
まして、サプリメントにしても情報が多すぎて、何が良いのかわからない。
そんなふうに思っていた時、実績をあげている先生方が、取り入れている
サプリや栄養のセミナーがあるので、申し込みました。
患者さんに栄養やサプリの相談があった時に、本当に良いものを提供できるように、勉強してきたいと思います。