ここ最近、感じることを大事にするようになりました。
その昔、15年ほど前になりますが、患者の仙骨にふれて、こちらの体に感じる場所にアプローチしていくという気功を使った整体を習いました。
しかし当時は、この感覚を信じることが出来ず、使わなくなりました。
さらに、だからといって問題箇所を特定する検査も知らず、
ただ全身をルーティンのように順番にほぐしていくということばかりやっていました。
十数年同じことの繰り返しでした。
昨年よりNST研究会のセミナーを受講して、新たなテクニックや検査法を習いました。
検査して反応のあった部位に施術する、変化するというのが非常に楽しく、
また習ったものを身に着けたいと、行っていました。
それが、ほんの最近なんですが、何かの記事か、本なのか忘れましたが、読んでいた時だと思うのですが、
ふと「あ~俺、患者さんを観ずに、検査を観てる」と感じました。
患者さんが何を思っているのか、体は何を望んでいるのかなど、患者さんを観ずに、
どの動きが悪いのか、どこで変化したか、動きは改善したかなど検査のテクニックばかりを観て、
うまく表現できませんが、何か検査を観て、人を観てないと感じました。
まあ、もともと人と向き合うことが苦手という性格でもありますが、
こりゃ、いかんなと感じたところです。
患者さんと、もっと人として向き合わないといけないなと感じました。
まあ、そんなことを考えつつ、
また最近ヒーリングセミナーを受講して、少し感覚を信じることが出来るようになってきました。
そこで最近は、まず患者さんを観て、触れて何を感じるかということを大事にしてます。
まず感じようと努めています。
今までは、感覚を信じれなかったので、
検査が新鮮で楽しかったのですが、
それは、どこか検査がこうだから、これでいいというような、安心感が欲しかったような気もします。
しかし検査が、必ずしも万能ではないし、
もっと人間がふと感じるもの、何かを感じる能力というのは、すごいセンサーになるんじゃないかと思っています。
また、それを高めていきたいなと。
そんなことを考えています。
まあでも感覚は波があってすごく感じるときと、感じないなというときもあるので、
感じたものに対して、チェックするように検査もします。
でも最近、施術中に違和感感じたところを訪ねると、患者さんが言ってなかった病気などに当たったりと、感覚への自信が、少しずつアップしてます。
まあしかしまだまだなんですが、
最近この感覚が、面白くなってます。