おおげさなタイトルにしましたが、新しく開発したというよりも、ただ過去にセミナーなどで習ったものを、少々アレンジしたというのが正しい。
60代女性の施術後、立って確認してもらうと、腕をぐるぐるまわすと、左上腕部にひっかかるような痛みが出る。
そこで左を上にした横臥位になってもらい、僕は背面より、右手で患者の左腕を挙上100度ぐらいに保持、左手の四指の先を烏口腕筋と肩甲下筋の間からすべりこませ、肩甲下筋の上腕骨付着部や広背筋の付着部にコンタクトし、右手で患者の腕を動かしながらテンションを維持してリリースを待つ。
すると、上腕骨付着部の硬かった組織が、スーとやわらかくなったので、もう一度立って動かしてもらうと、今度は引っかからず痛みもないということで終了。
割といい感じで使いやすい形が出来た。小胸筋にも少し下方にずらせば使えるし、今度はぜひ、五十肩に使ってみよう。