午前10時半 70代男性 4回目の施術
前回が、約3か月ぶりの施術で先週月曜、その時の主訴が首が痛いのが1番で、ついで肩背中のコリ、右膝痛だった。その時、背中と腹部がすごく張っていたが、ほぐしきれず、とりあえず首の痛みをまず優先して、「首、楽になりました」とおっしゃっていた。
「1週間たって、どんな感じですか」「首がもう少し引っかかる感じがするのと、右腰が痛いような感じです」「右膝はどうですか」「膝は今は気にならないです」といった感じです。
まず、全身ほぐして行きますが、前回気になった背部を丹念にほぐしました。前回よりだいぶほぐれてきました。背部を丹念にほぐしたせいか、腹部に入った時、前ほど硬くはなかったです。ひととおりほぐして足上げ検査、右鼡径部がちょっと重い感じがするようですので、坐骨の下に掌を入れ、もう一方の前腕で鼡径部にコンタクトし、その間で股関節周りの組織がゆるんでくるのを待ちます。だいぶゆるんできたので、もう一度足を上げてもらうと、今度はだいぶ軽くなったそうです。次に膝立てて左右に倒してもらうと、左に倒したときに、右の腰からお尻にかけて少し突っ張る。右上の横臥位で、起立筋拇指リリース、仙腸関節圧縮リリースでもう一度、膝左右に倒してもらうと、同じく左に倒したときに、今度は前側、下腹部が痛い。またお尻の下に掌を入れ、前腕を今度は鼡径部より上、骨盤の縁から腸骨筋をはさむようにしてゆるめます。でもう一度膝倒しやってもらうと今度は良いようで、立って確認「大丈夫です。痛くないです」とのことで終了。
「かなり楽になりました。次また金曜日お願いできますか」「大丈夫です」で予約して帰られました。
前回より、だいぶゆるんできました。がまだまだ硬さは残っているので、この調子で続けてくれるとほぐしがいがありますね。もっともっと楽になっていただきたいのでがんばります。
ところでタイトルの新技術?ですが、最近観ている内臓テクニックのDVDの中で、ふくらはぎの筋肉の反射点の刺激に、筋の遊びをとってポンと瞬間的に刺激を入れているのですが、今まで骨格の矯正に高速スラストという瞬間矯正は知っていましたが、筋に対して行うのは、不勉強にも知りませんでした。
これは使えるかもと、筋、筋膜をほぐす時に、遊びを取ってポンと瞬間的に刺激を入れるようにしてみると、軽い刺激ながら、けっこう抵抗の強い筋などにも効果的にゆるむ感じがします、まだまだ少し使ってみただけなので、まだまだ効果のほどはわかりませんが、せっかく買ったDVDです。こうやっていろんな発想につながっていくと面白いです。