今日は週1の山田先生との練習会。
今日は久々、弟に時間があったので、弟の頭を使ってクラニアルのチェック。
弟はゆる体操の先生で体の感覚がいいので、やったことに対してハッキリこんな感じがしたと忠告してくれる。
山田先生もNST研究会でクラニアルほぼ一通り習ったので、練習しようと、
そこで弟に寝てもらい、僕と山田先生が一つのテクニックを交互に行い、どう違うか教えてもらう。
実はねらいがあって、僕の方がクラニアルテクニックを少し早く取り入れてるので、一日の長があると思うが、実は苦手でほとんど使ってないテクニックもある。
僕が苦手なのは、拇指を使ったテクニックのブレグマリリースや矢状縫合リリースなどです。
そこで弟の頭を使い、山田先生の方が良かったら、どうやってんのか教えてもらおうという腹です。
案の定、ブレグマリリースを山田先生がやり、その後僕がやると、
弟「あれ、これは山田君がやった時の方が、良く動いてたのに、あーちゃん(弟は僕のことをこう呼ぶ)がやると動きが悪くなった。もう1回山田君やってみて」
弟「うん、やっぱり山田君の方がいいな、あーちゃんの方が3倍ぐらい圧が強い」
僕も頭部に指がふれてるぐらいで圧をかけてるつもりはないが、それが弟がそう感じるのだから、そうなんです。これを知りたかった。さっそく
僕「山田先生、それやってるときは、どんな意識でやってるの?」
山田「僕はこの頭頂部方向って(自分に向かって)圧というか、なんか出てる感じがするんで、それに抵抗しないように、、、」
さっそくやってみる。
たしかに圧を感じる、それに抵抗しないようにすると、髪には触れてるが頭皮からは数ミリ離れてる。
僕「頭皮からはちょっと離れるってこと」
山田「はい」
実際にやってみると、
弟「あ~そんな感じ、動きが出てきた」
次に矢状縫合リリースを行う。
さっきの圧に注意して行う。
弟「山田君の方がしっかり効く、深い」
僕「コンタクトが強いってわけじゃないよな」
弟「うん」
わかりました、コンタクトは先ほどのまま、意識だけ深くしました。
弟「お~これなら後頭部までパカーと割れていく感じがするわ」
いや~勉強になりました、山田先生すごいね!
ここまで30分ぐらい、これで弟は時間切れ、仕事へ戻る。
この後、前々からやってみたかったことがあった。
以前、日本整体協会のメルマガの中に、「〇〇には、100通りの目的がある」というフレーズがあった。
ようするに、一つのテクニックで100通りの目的を考え、検証するということだった。
臨床で結果が出ない症状に出くわすたびに、新たな手技を仕入れにセミナーに行くと、手技を仕入れることの繰り返しに。臨床で結果を出すには考えることが必要。まずは今あるものでどこまでできるのか、それをどこまで使いこなせているのか、闇雲に手技の数を増やすのでなく、あるものを限りなく使いこなせると、新しく何かを学んだ時の成長のスピードは格段に変わる。まずは100通り考え臨床で実践してみて。そうすることで今まで見えてこなかったことや発想が浮かんでくる。
という内容だった。これに非常に感銘を受けた。これはやってみなければ、絶対必要だと思いました。、、思いました(-_-;)
しかし根が怠け者の私は、ついつい明日から、今度やろう、いつかやろうと伸ばし伸ばし、いつの間にか手つかずのまま。
そこで一人だと難しいが、仲間の力を借りよう。ということで、今日から週1の山田先生との練習で、少しずつ100通り目指して考えよう、ということにした。
さいわい山田先生も、それは面白そうと乗り気。
さっそく山田先生を実験台に(山田先生もゆる体操インストラクターで自分の体の変化に敏感です)、僕がテクニックを施しながら、変化を感じる部位を探していく。これが非常に面白かった。
横隔膜のアプローチで実験中、横隔膜って隔膜だから、他の隔膜にも影響出せないかなという事で、小脳テントはどうかな、鞍隔膜はどうかなと、やってみる。
横隔膜を上方、右回旋で矯正かけると、
山田「なんか小脳テントも、同じ方向に動く感じがします」
立ってみると
山田「いや、いままでにないぐらい頭スッキリしてます。これいいかも」
次は鞍隔膜、クラニアル模型見せながら、
僕「この辺やで、この辺意識しとって」といいながら横隔膜アプローチ。
僕「なんか感じる?」
山田「ハッキリはわからないけど、なんか刺激はあります」
僕「面白いな、うまく横隔膜で鞍隔膜に変化出せたら、横隔膜で下垂体にアプローチってことも考えられるかも」
なんてことをしながら2人で遊んでおります。また来週までにそれぞれで、こんなのにも影響出せないかなと自由に考えて、実験しようということに。2人でやると、こりゃ楽しいな(≧◇≦)