知り合いの整体師の方がブログで初めて行ってみた整体でつよくぐいぐい揉まれて次の日体がかなり痛いと書いていました。お気の毒でした。
しかし僕自身も始めた当初はそうだったので笑えません。最初のころは、ちからがはいって押すので相手の体が緊張して抵抗します。それをさらに強くほぐそうとしてますます抵抗するという悪循環です。
力を抜こうにも抜き方がわからない。ただ抜いたのではフニャフニャです。適度な圧を加え深く浸透する圧のかけ方がわからなかった。
そこで役にたったのがゆる体操でした。肘ヌキ肩ヌキというのを施術に応用しました。例えば拇指で押圧をかけるときに、肘、肩の力を抜いて相手の体に乗っていきます。
この時に自分の肩を固定せずに、自分の肩、肩甲骨が肋骨からはがれてすこしずりあがる感じで、相手に乗っていく力を自分の体で吸収してぶつからないようにします。
さらに自分の体重はセンター,体軸でささえて、肋骨、肩、腕などの重みをかけるかんじです。そうすると抵抗なく刺激が入っていきます。
その上で、相手の筋膜、靭帯などに適度なテンションをつくり待ちます。すると組織がゆるみはじめるのでテンションを逃がさないように、また強くなりすぎないように追っていき完全にほぐれたら終わりです。
そうすると、まず揉み返しといわれるような痛みはでずにほぐれます。
ゆる体操で習った体の使い方と、オステオパシーのセミナーでならった膜のテンションの作り方などのおかげで、痛くなく深くゆるめることができるようになってきました。