50代女性 どこか痛くなるとやってくる常連さん 昨日から腰(左)が痛くなった。
うつ伏せ、DRTで背骨をゆする。
横臥位で、首、肩、背、腰、脚とほぐしていく。
あお向け、足根骨の矯正、次にいつもなら腹部(大腰筋など)の調整をするのだが、ここで手を抜いた。
正確にいうと、手を抜いたわけではなく、できるだけムダを省こうと、いつも腹部の後か、あるいは頸椎まで調整した後に行う、足上げ、膝倒しなどの検査を先にやってみた。
足をあげてもらって、痛み、違和感のある側だけ(この方、いつも左の大腰筋が硬くなっている)施術しようと考えていた。
ところが、どちらも痛くないし、なんともないというので腹部の調整をパスした。
そして上肢、肋骨、頸椎の矯正をして立って動かしてもらうと、左側屈で左腰、側腹部に痛み。
もう一度、側腹部を拇指でゆるめながら、そういえばこの方は、いつも左大腰筋に問題がある場合がほとんどなのを思い出し、触ってみると案の定硬い。
そこで、大腰筋をほぐそうとするが、あまり時間が残ってない。少し調整して終了。
なんとか「でもだいぶ楽になりました。」と言っていただいたが、いつもならもっと「なんともないです」まで持って行けた症状だ。
考えてみれば、腰痛で来てるのに、腹部を観ずに行うとは、自分ながらバカだなと反省。削るんなら他にもっとあっただろうに、よりによって(特にこの患者さん、いつも左大腰筋が硬縮している)なんでそこ削るかな。
やはり、動いて痛くないだけでなく、一応ちゃんと触って硬さなどがないか確認しないといけないなと思いました。