35歳男性 新規 慢性の腰痛、酷くなると臀部まで痺れ、ここ2~3日は右が痛い。肩こり、疲れもある。
立位前屈は大丈夫なのだが、後屈が10度ほどで痛み。
座位、左回旋は痛みなし、右回旋で痛む。
仰臥位で左右に膝倒しでは、両側に痛み。
DRTで背骨を揺すり、ふくらはぎ、小円筋の内臓反射点刺激、肋骨矯正。
横臥位で胸椎拇指押圧で動きをつけていく。そのまま側腹から大腰筋、次に中臀筋、仙腸関節部に拇指押圧でゆるめる。
仰臥位、肋骨の内臓反射点刺激、このとき肝臓と右腎臓の反射点で痛がる。
肝臓プレス、横隔膜矯正、腎臓リフト(両側)、大腰筋リリース、このとき右大腰筋下部に強い硬さを感じる、ただこれが大腰筋なのか、回盲部なのかの判断が付きかねる。
回盲部の調整、このあと踵を持って、片足ずつ持ち上げると、まだ右が少し重い。
もう一度、回盲部調整。これで足の重さがそろう。
膝立てて左右に倒すと痛みなし。
頭蓋にアプローチ、普通にコンタクトしてやっていると、眠りに落ちたようなので、触れない奴もこっそり練習。
しかし、今日は後頭骨にコンタクトしている最中に、呼吸が大きく深くなってきた。
座位で、右回旋も痛みなし。
立ってそらしてもらうと、まだ恐る恐るだが、先ほどより反らして「あ~いけますといっているが、まだ完全には程遠いが、今日のところはこれぐらいがいいだろうと判断。
やりすぎは禁物。
僕の能力で、1回で改善できる量に納めないと帰って良くない。
実は昨日も1人失敗、途中までかなりいい感じで、少しずつゆるんでいき、呼吸も深くなっていったが、まだ少し残っている腰の痛みを取ろうとしたのが、まずかった。
欲張りすぎた。せっかく全身がいい感じでゆるみ、リラックスしてきていたのだから、後は本人の回復力に任せるか、それでだめならまた次回にした方が良かった。
そこからの刺激で、かえって全身のゆるみや、呼吸が浅くなっていくのを感じたので、やばい、やりすぎたと感じ、そこまでにした。
せっかくいい感じで進んでいたのが、効果3割減といった感じ。
同じ失敗をしないよう、今日は良い所で終れた。
まだ時間内で、痛みが残っていても、このような理由から施術を終わることがあります。
けっして手抜きしているわけでは、ありませんのでそこのところよろしく。
あくまで、僕の能力ではここまででやめた方が良いと感じた場合、このように4~50分で終了と言う場合もあります。
最近気付いたのは、全身のゆるみが進み、呼吸が大きく深くなってくるとOKではないかと感じています。
その後さらに、残った痛みにこだわると、帰って全身のゆるみや、呼吸の深さが悪くなる傾向にあります。
そうすると、その場の痛みだけとっても、すぐ戻るという事が多い。
そういえば、関節などを整えて痛みをとっても、良い状態が長続きしないのは、隔膜の問題だと、オステオパシーのセミナーにあったような気が。
これからは、呼吸も良く観て、判断するようにしていこう。