93歳男性 1年以上前からの常連さん 月に1回のペースで来院されていた。
たいてい膝かふくらはぎの痛みで来院され、施術すると楽になり、また1ヵ月ほどすると痛くなってくる、という感じで続けていたのですが、11月の末に来院されてからのちに、心臓の具合が悪くなり、ペースメーカーを取り付ける手術をしたそうです。
病院の手術を担当した先生も、90歳を過ぎた患者さんに、ペースメーカーを取り付ける手術をしたのは初めてだそうです。
たいてい、このぐらいの年齢で体が弱っている方には、あえてペースメーカーをつけるようなことはないそうですが、この患者さんは年齢の割にまだ元気だという事で、とりつけることになったそうです。
そして、また体調が落ち着いてきたので、またお願いしますと来院されました。
明日から、またグランドゴルフにいくので、ちょっとやっといてもらおうという事だそうです。
左胸にペースメーカー取り付けているので、左胸はあまり圧迫しないようにお願いしますとのこと。
このように、触らないほうが良い部位がある患者さんなどの時に、遠隔矯正が出来ればいいなと感じます。
たとえば頭にだけ触って、全身を変化させれるようになればいいし、逆に頭部に問題起こして頭に触らない方が良い時に、内臓で変化させたり、骨盤から頭蓋の調整が出来るようになれると良いな。
神戸の先生など、頭に触るだけで、全身の状態を感じ取れるそうです。
この先生だけが特別なわけでなく、以前セミナー中に、講師の先生も、僕の足首に手の指の背でそっとふれて右頭部に問題あるよと言われたり。
そしてもっと驚いたことに、となりの席で受講されていた方も、お互いに練習しながら、僕の胸椎に触れながら、講師の先生に、「胸椎から横隔膜の右側にひかれて、そこから折り返して右肩にひかれる」と説明、講師の先生も確認し「今日の受講生みんなすごいな」と言ってましたが、僕はその時まだ全然わからなかったので、僕だけ感覚が鈍いのかと思いました。
しかし、あの頃より少しずつ上達し、少しは感じるようになりましたが、まだせいぜい、後頭骨にアプローチしながら頸椎の変化するのを感じるぐらいで、まだそこから先までは感じ取れないですね。
だからやはり、全身直接触らないとわからないことがありますが、患者さんによって触らない方が良い部位があるときなど、それでは困る時があるので、もっと感覚を磨く努力をしないといけませんね、がんばろう。