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左足首捻挫

50代男性 1ヵ月半ほど前に左の足首を外反捻挫。

その後、徐々に左膝の外側から腸脛靭帯、大転子まで痛くなり、今は左の首肩まで痛い。

僕「すぐ来れば良かったのに」

患「いや、だれかが捻挫して腫れたりしとるうちは、揉んだりせん方がええと聞いたんで」

僕「揉んだりしませんよ、足首整えとけば、早く痛みも腫れも引くし、そんなに別の場所まで痛くならずにすむよ」

患「え~そうなの」

こんな感じで、誤解されてる方がたくさんいます。

まずいつものようにDRTから、ついで横臥位で首から臀部までほぐし、仰臥位に。

腹部をさわると、この患者さん2年ぶりぐらいなのですが、以前は腹部が硬く張っていて、よく腰痛で来られていました。

聞けば最近、運動してるそうであまり以前のように腰痛が起きないそうです。

そうでしょう、腹部が以前と違いやわらかい、少しS状結腸が硬い感じがするくらい。

S状結腸のみリリースして、左足首、足根骨の調整をして、頭蓋、C1リリース。

立って、踏ん張ってみてもらうと、遠位、近位の脛腓関節に痛みが残る。

足首の調整しながら脛腓もリリースするよう意識だけはしたのですが、足りなかったようです。

もう一度、今度は丁寧に。

まず近位の脛腓関節から、右手の水かきで腓骨頭を上前方にかるくテンションかけて、関節面に膨張収縮、上下の動きが出るまで待ってOK。

次に遠位の脛腓関節、左手でかかとを把持、右手の水かきで外果を上方へ、これまた凄く軽く、あくまで僕のイメージですが腓骨という長い棒状のものを、下方から押すので、ちょっと強くなるとズンと抵抗が起きます。

抵抗が起きないぐらい軽く、下からとけていくイメージをしながら、腓骨頭までとけた感じがすると、終了。

もう一度立って踏ん張ってもらうと、

患「痛くない、なんであんなんで痛みが取れるん?」

僕「軽く抵抗おきないぐらいで動かしてるんですよ、だって痛めてるのに強くやるとよけい壊れるでしょ」

捻挫された方、こんな感じで安全に整えますので、我慢せずに施術しましょう。

ほっておくと、この患者さんのようにあちこち痛いことになるかもしれませんので。

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