解離性同一性障害(俗にいう多重人格)
40代女性 3人の人格がいるそうで、当院に来るときはいつも1歳の〇〇ちゃん。
もともとご主人が当院に施術に来られ、3回目の施術時に同伴、初診(3月)
別に解離性同一性障害を治療して欲しいわけではなく、主訴は両足のだるさと首肩の痛み。
今週水曜日に2回目の来院、首が痛いに対して施術。
しかし今日また来院。いつもご主人が一緒です。
1歳の人格で来られるので、ところどころご主人が通訳してくれます。
前回(3月)は1回で楽になったが、今回(水)はまだ痛いそうです。
今日も首の痛みと脚のだるさ。
前回は腎臓にアプローチしている。
今回は首の痛みに心臓アプローチ、脚のだるさに性腺アプローチ。
クラニアル行い、まだ頸椎1,2番が固かったのでそれぞれリフトしてゆるめる。
僕「どうですか?」
患者さん、座って首を回旋したり回したりして、「アー、フンフン、ンー」と上部頸椎を指さした後、僧帽筋(第1肋骨の辺)を指さしています。
ご主人が、「首の上が痛かったのは治って、今度下の方が痛いといってます」
いつもなら、これで様子見ましょうと言うのだが、1歳児の人格に説明しづらいなと思い、少し付け加えた。
うつ伏せになってもらい、胸椎1,2番を拇指押圧でリリース。
ついで仰臥位に、第1肋骨下方矯正を行おうと押してみると左右ともに可動性に問題なかったので、
「これで、どうかな」
また座って、首動かして、両肩持ち上げたりして、にこー!と笑う。
楽になったようです。
僕は解離性同一性障害の患者さんは、この方しかあったことがないのですが、
しぐさも声も本当に1歳児です。
壁越しに声だけ聞こえたら、1歳児がいると勘違いするでしょう。
他の人格にはお会いしてませんが、
人間って、まだまだわからないことがいっぱいあるなと思わされます。
また痛くなったらいつでもどうぞ。