ご近所の70代女性
脊椎カリエスで胸椎が後方に完全に曲がって二つ折りにたたんでいる状態。
それが負担なのかどうか、肺自体も問題があるそうですが、酸素吸入器使用まではいってない。
患「酸素の値や、血液検査では異常がないんよ。でも呼吸が苦しくてどうなっとんかな?」
そう毎回同じことを訴えます。
僕としては、骨格の問題は子供の頃からで今に始まったわけじゃない。内臓も病院で検査して異常が出るほどではない。
いつもたいてい食後が苦しくなることが多い。
触診からはお腹が張っているので、おそらくは胃の負担から横隔膜の緊張によるものと考え、そのあたりの施術で落ち着く。
食事はどんなか聞くと、食欲がなくあまり普通の食事が欲しくない。ビスケットみたいなお菓子なら食べられるから、そんなものが多いそうです。
それはあまりよろしくないんじゃないかと何度か伝えたが、あまりピンと来てないようだ。
そして、だいたい数週間したら、やってくる。
患「〇〇病院と〇○病院で血液検査したけど、どっちも異常なし。なんなんじゃろうか?」
患「もう数値に出ない苦しいのはほんまにいけんな~」
僕「いや数値に出ない方がいいに決まってるでしょ。数値に出るようになったら、こんなもんじゃすまないよ。」
(うちの親父は酸素の値が下がって苦しくてじたばたじっとしてられなくて救急車にのって酸素4リッターで吸入してやっと落ち着いたりしているのを見てるので)
まあいつものように施術です。
胃、肝臓、ここまではまだ呼吸がハッハッと浅く速い。このつぎに横隔膜にアプローチすると一気にゆっくりと大きくなってきました。
ついで膵臓、十二指腸や下腹部にも手のひら当ててると、もう少し落ち着いて安定してきた。
その後、第1肋骨、側頭骨、OCT、SBS、FBST。
患「ちょっとしてもらうと、もう今苦しくないもんな~なんなんじゃろうな~」
(◎_◎;) まあまた苦しくなったらいつでもどうぞ(^_^;)