60代女性 昨年7月に初来院、右腰から右ふくらはぎの痛み、左ひざの痛み、首肩のコリが最初の主訴。
それから11月頭まで12回施術、だいぶ楽になったからか2ヵ月ほど空き、また痛くなってきたらしく1月末から週1のペースで来院。
今日はその他の症状はほとんどなく、左膝の痛みだけ。
いつものように、DRTや臀筋ほぐしたり、内臓施術もやり、頭蓋にアプローチし、最後にもう一度うつ伏せで膝関節の調整をして、立って確認。
患「今日はすごい呼吸が楽になって、頭も凄い軽いです。呼吸も苦しかったわけじゃないんですけど、すごい軽くなったから、呼吸ってこんな軽かったんだって感じです。」
僕「膝はどうですか」
患「膝があお向けでやってもらってて、ずっと痛みがあったんですけど、なんか頭をやってもらってる途中から、呼吸が楽になってきて、気付いたら膝も痛くなくなってました。最後うつ伏せになる時に言わなかったんですけど、痛みは無くなってました。」
僕「あ~そうですか」
患「いつもと違って、今日はすごい頭も軽くなってます。」
僕「あ~、実はちょっと試してみてるんですが、ついこの前の日曜日に、ウチのに頭の調整の練習してて、頭に触れてない、ちょっと離れたところでやったら、凄い良かったと言うので、ちょっと使ってみてるんですが、そうですか、そんなに良かったんなら、もっと続けて研究した方がいいか。」
患「へ~、奥さんにそんなすごい感覚があるんですね。」
僕「いやいや、僕がどの辺がいいか聞きながら、ウチのが、なんかその辺がいいってやっただけで、僕としては何にも感覚としてはわからないんですけど、頭がスカッとしたというので、その後から一応使ってみてるんですが、まだ僕自身の感覚としては何もわからないんですけどね。」
患「そうそう、そんな感じです。頭が軽くなってすごい楽です。」
僕「じゃあ、つづけて実験の価値ありですかね。」
患「え~いいと思います。これからもやってもらわんと。」
またまた、こんな反応がありました。
正確には、触れない奴だけじゃなく、最初にコンタクトする方法をやった後、少し指を離してイメージだけでやるというやり方です。
なんせ、全く触れないと、なんか怪しいこと始めたと勘違いされても困るし。
しかも、僕自身触れないのだけだと、何も感じないので不安だし。
昼に美子さんに、こんなことあったよと伝えると、
美子「だって、今までいろんな勉強してきちゃ~いろいろやってくれたじゃん。そのどれよりもはるかにらくになったんだよ。今まで背中が張るからといってやってもらったら、首が重くなって残ったり、時間かけてやってもらっても、どこか楽になった代わりにどこかが残ったり、よくお客さんがスッキリしましたって帰って行ってるけど、私はどこか不満が残ってた、それがこの前の頭だけやったやつで全部スカッと抜けたんだよ。」
さて、まいったな。
こんな風に評価されるのは、うれしい反面、僕自身が何がどうなっているのか、よくわからずしているので先が見えない。
良いと言うんだから、何かあるんだろうけど、実際になにが、どれにどんなふうに良いのか、全くわかっちゃいない。
これを、どんなふうにしていけばいいのかも、まったくの手探り状態です。
今までのいろんな手技テクニックなら、一応どんな努力をすればそれが身につくかは、なんとなくわかる、ようはその努力をするのか、めんどくさがってしないのかという事だったが、これはどんな努力をすればいいのかが、よくわからない。
とりあえず、今までの手技にくわえて、わからないなりに使い続けていたら、そのうち何かがわかればいいのだが。