30代女性 うつ、自律神経失調の5回目
5回目にして、すこし変化があった。
まず頭コンタクトして同調すると、いつもまず心臓に強い窮屈感があった。
なのでまず心臓キレーションから行っていたが、今日は違った。
まず体幹、内臓に引かれず、頭蓋、頭頂側に引かれる。
そこでFBプレス、相反テクニック、後頭骨屈曲伸展テクニック。
ここまでやると今度は左腎臓に違和感。
左腎臓、左大腰筋アプローチ。
次に肝臓に違和感。
肝臓にアプローチするついでと言っては何ですが、さきほどクラニアル行っている時に、前頭骨、蝶形骨の歪みがあったので、一緒に矯正しよう。
前頭骨をチェックすると、右下方、右側方でロックしているので、これを矯正する方向で肝臓プレスを行う。
肝臓に動きが出てきたので、前頭骨チェックすると、ロックははずれて動きが出てきたが、まだ少し右が下がっている。
蝶形骨に矯正かけると、側屈、側方の変位はすぐ変化したが、捻転、右が強く下方にひかれ、なかなか動きが出ない。
こんな時、男性なら心臓使って矯正かけるのもありですが、女性だとやはり胸に直接コンタクトするのは憚られるので、
この間の、山田先生との練習で横隔膜で小脳テントに変化出せるんじゃないかというのを思い出し、横隔膜に矯正かける。
横隔膜に上方、時計回りに矯正。
すると面白いことが起こる。
実は僕自身が朝から心臓、横隔膜にひっかかりがあり、すこし胸が窮屈な感じがしていた。
しかし横隔膜矯正を行っていて、患者さんの横隔膜がリリースすると同時に、パチンと僕の心臓、横隔膜の引っかかりが取れ、胸がスカーと開き楽になった。
患者さんの蝶形骨のロックも外れ、動きが出た。
考えてみると、脳における小脳テントって、内臓における横隔膜と似ていますね。
この後、OCT行っていると、まだ下腹部が気になり、触診。
回盲部と子宮が硬い。
念入りにリリースすると、腰、下腹部が楽になったということで今日はここまで。
ここまで毎回強く出ていた心臓の問題がでてなかったので、動悸や胸の苦しさっていうのはあまり出なくなたんじゃないですかと聞くと、最近出てないそうです。
少しずつですが、改善しているようです。
面白かったのが、横隔膜矯正している時の、僕の変化です。
よく患者の問題を、自分の体で感じてアプローチして違和感が消えると終わり、次に感じたところへというのも、よくやりますが、
今回のように、もともと自分にあった症状が、患者にアプローチしていて、あんなにハッキリ、パチン、スカーと楽になったのは初めてです。
面白い体験でした。