昨年8月末から3週間で6回施術した腰痛患者さん(77歳男性)が、それっきり音沙汰なし。
てっきり本人の望むような効果が出せなかったのかと、思っていましたが、
そうでもなかったようです。
久しぶりに電話があり、「今度は家内を診てほしいんですが」と、奥様と来院。
77歳女性 右大転子と腸骨稜の間が痛い。内股もちょくちょく痛くなる。
3~4年前に右股関節を手術→人工関節に。
肩こり、腰痛もある。特に腰はコタツに、足を投げ出して座ると痛くなる。椅子なら大丈夫。
検査
右肩外転→上がるが少し抵抗がある→TL→肝臓
右捻転→TL→膵臓
足上げ右が少ししか上がらない→股関節そのものの問題もあるので、これは指標にしない。
膝倒し右→TL→回盲部
眉間にかなり力が入ってギューとしわが寄っている。
施術
まずFBプレスだが、圧をかけずに前頭骨から後頭骨へつまりを流すイメージでエネルギーを流す。
少し和らいできた。
次に肝臓プレス、これがかなり硬い、やわらぐまで待つ。
肝臓がやわらいでくると、胆のうが気になったので、キレーション。
膵臓、回盲部もキレーション。
これで膝倒しはOK
あとクラニアルをとホールドして観る。
SBSの圧縮がまだ強い。
SBSリフトで解放。
これで座位で再検査。
右肩、捻転ともにOK
立って股関節のじょうたいを聞くと、とりあえず痛みはないそうです。
まあ、あっても今日はここまでのつもりで聞いたんですが。
しかしこれで治ったわけではないので、
僕「とりあえず今日はここまでにしましょう、それで次回3日後ぐらいに来れますか?」
ということで次回3日後。
痛みの場所からは、子宮、卵巣などの関係もあるかなと思いましたが、
今日はあまり感じなかった。
肝臓、回盲部などの影響で右骨盤が下がったことで、右股関節の負担が強くなっているように感じましたが、
継続して観たいと思います。