今日の新患さんで腰痛の方がみえられた。
2週間程前から痛みが続き、足首まで痛くなってきたそうです。
施術中、話を聞いていると、かなりトレーニングをするそうです。
ビックリしたのが、痛い今もやり続けていたそうです。
それも軽いトレーニングではなく、ローラーを使った腹筋100回以上とか、2キロの鉄アレイを持って、全力のシャドーボクシングを何ラウンドもこなすそうです。
腹筋はまだしも、かなり痛む腰痛の状態でシャドーボクシングは無茶です。
とりあえず、痛みがひくまで、シャドーボクシングだけは、やめておきましょうといいました。
シャドーボクシングのように、動きにスピードがあると、瞬間的に腰にもかなりの負荷がかかります。
年と共に体力が落ちるのが嫌だそうですが、その時言い忘れましたが、筋力やスタミナも大事ですが、特に衰えてくるのが柔軟性です。
それも背骨ひとつひとつや肋骨の一本一本がそれぞれの間での動きが硬くなることにより、ひとつひとつは小さい動きながら、その部分が協調して動くことで、かなりの衝撃や負担を吸収してくれていたのがなくなり、その分だけ腰や肩に負担がふえる。
年とともに動くのが大変になるのは、単に筋力やスタミナがなくなるのでなく、こういう背骨や肋骨の動きが悪くなることがかなり影響していると思う。
体力が衰えたと感じたら、やたら激しいトレーニングばかりやろうとするのでなく、背骨や肋骨の動きを改善することもぜひ考えてほしい。
そんな時、僕の知っているトレーニングのなかではゆる体操がおススメです。
もちろん、施術で背骨や肋骨をゆるめるのもいいですよ。