30代男性
以前に内臓施術を受けたいと一度来院されている。
その時は、まだ内臓施術を取り入れて日が浅かった頃で、僕の施術が稚拙だったせいか、それきりだったのですが、このたび再度、内臓施術をもとめて来院してくれました。
今回の主訴は、とにかく体のだるさ。
ついで背中、腰の痛み、左腹部がチクチク、下痢が毎日etc。
わざわざもう一度、トライしに来てくれた。頑張ります。
全身丁寧に診ていきました。
特に問題が強かったのは、まずこめかみから前頭部の張り、硬さが目立ちます。
この奥には、理性をつかさどる前頭葉や、自律神経をコントロールする視床下部など大事な器官があります。
こちらの書籍に、疲労の研究について書いてあるのですが、研究の結果、
疲労が起こるのはおもに自律神経の中枢(視床下部と前帯状回)、その疲労を自覚するのは眼窩前頭野という部位、
まさに○でかこった位置にあります。
主訴に挙げられている体のだるさは、まずここが大きく影響していそうです。
ここはクラニアルテクニックでアプローチ。
こんなテクニックを使います(患者は別人)
つぎに気になった部位が左の腎臓。
この位置の背中側がかなり盛り上がっています。背中や腰の痛みは、ここの影響が強いと思われます。あと疲れ、だるさにも影響します。
続いて下腹部がかなり張っています。盲腸とS状結腸です。
ここはまさに下痢に影響するし、腰の痛みにも大きく関係します。
それから目立ったのが足裏、足根骨の硬さです。
ここが非常に硬くなっています。ここが硬いと足のクッションが低下するので、衝撃を吸収できなくなる分、脚が疲れやすくなります。
またここは、脚裏マッサージなどでいう内臓の反射区にもなります。
これらに、しっかりとアプローチし、あと背骨や骨盤チェックして終了。
これで疲労感や背中、腰を確かめてもらうと、
患「あ~楽ですね!」
このたびは、満足いただけたのか、
患「次はいつ来たらいいですか?」
僕「当面、週1でいいでしょう」
ということで1週間後の予約を頂き、終了。
しっかり治していきましょう(*^^)v