30代女性 新規
主訴 慢性的な首肩コリ、背中のコリ。1週間前に風邪をひき、処方された薬を飲んだら呼吸が苦しくなり、それがつづいている。
検査 首の後屈制限、膝倒しで腰に痛み、腹部表面はそれほどでないが奥が硬い。頚椎1、2番後方変位、頚椎7番、胸椎1番も後方突出、その下胸椎7番まで平坦。腎臓ウラにハリ。
施術
頭からみていったが頭蓋はそれほど硬いところなし。
まず腹部が非常に硬い。横隔膜から施術すると「呼吸が楽になってきた」
つづいて腸間膜根、ここが非常に硬い、大腰筋とともに時間をかけてゆるめていった。
続いて下腹×内腿、これも足が非常に硬い。
伏臥位になり首からゆるめていく。頚椎1番左が硬い、ここもしっかりほぐしていく。
左手の母指球がかなり張っている。首から上部胸椎にかけての硬さ。これらから手、腕を酷使するのかなと
僕「手をよく使う仕事なんですか?」
患「実はエステをやっています」
それで合点がいった。腕を酷使することで上部胸椎にひずみが起きる。年齢の割に身体中がかなり硬いのも理解できる。
実は僕自身、施術をやり始めたころは身体の使い方が下手だったので、首肩や上部胸椎、肋骨が固まって呼吸が苦しくなったことがある。
腕の使い方が悪いと上部胸椎を歪めて、呼吸が浅くなります。
それで当時、ゆる体操を習って、背骨や肋骨の使い方、ゆるめ方がわかってくると楽にできるようになったのですが。
ということでどんな状態かは身に染みてわかります。
胸椎、肋骨の関節は念入りに、腰部、脚部もしっかりほぐしていった。
最後、膝倒しすると少し右腰に痛みがあったので右腸骨筋。
これで立ってもらい「どこかまだ気になるところがあったら」
患「いや、めっちゃ楽です」ということで今日はここまで。
お仕事柄、またこってきたときにはご利用ください。