五十肩と膝痛で施術を受けに来られた80代女性。
膝痛はすぐに良くなられ肩も楽にはなるのだが可動域が140度ぐらいまでで、そこからなかなか改善しない。
週に一度ぐらいで4回目の施術の時
背骨のまわりも丹念にほぐし、肋骨と肩甲骨、鎖骨の間もしっかりゆるめ、大腰筋、横隔膜もゆるめ、小胸筋、鎖骨下筋、肩甲下筋、小円筋、棘下筋、菱形筋、広背筋など関係ありそうなところ、すべてチェックして硬くなっていればほぐした。
そして腕をあげてもらうと、変わらない。
挙げた時、痛みはどの辺に出ますかと聞いたところ、上腕部の外側をさわって、この辺が痛いと言われたその時
ふっと心の中で「棘上筋が問題じゃないか、忘れてた~」
そこで座位のまま、棘上筋に拇指でコンタクトし、もう片方の手で肘を外転してバランスをとり、同時に肩鎖関節の調整もできるようにして、ゆるんでくるのを待った。
ゆるんだところで、もういちど腕を上げてもらうと170度ぐらいまでスーと上がり、患者さんも、だいぶ上がるようになったと喜んでいました。
また次回予約もしてくださったので、なんとか完全挙上できるようにがんばりたい。