前回が昨年8月だったから8か月ぶりの来院
60代女性 10年前にくも膜下出血、右半身運動麻痺で感覚過敏、左半身感覚麻痺。
どちらも完全にではなく、たとえば右半身は使うことも出来るが、起用には使えない、また左半身は拇指圧(以前は押圧やほぐしがメイン)であまり感じなく、同じ圧で右半身を押すと万力で挟まれているように感じる。
また風呂など入ると、左半身はひんやりしていて気持ち悪いと言っていた。
以前定期的に通ってくれていて、その時は左右差が少し減ったそうだ。
今日は数日前に左股関節が痛くなり椅子から立とうとして、力が入らず立てなかったそうです。
今日は少し落ち着いていて、その時ほどではないが、まだ痛く中腰が出来ない。
それと右首肩腕が痛い。
座位検査 腰椎固い、肩外転右100度、左90度、体幹捻転は左右70度、首は側屈と回旋で痛み
仰臥位検査 頭、脚ともに重くない、膝倒し左に倒すと右大腿筋膜張筋に痛み
施術
仰臥位 前頭骨、肝臓、横隔膜、心臓、左腎臓、左大腰筋アプローチ
腹臥位 ふくらはぎ、小円筋の内臓反射点刺激、肋骨矯正、腎臓上方矯正、脊椎棘突起を掌で押圧するとL5、T11、T6が動きが硬い
仰臥位 L5、T11、T6リリース、回盲部、S状結腸、左卵巣アプローチ
ここで膝倒し、まだ右大腿筋膜張筋が少し痛いので拇指押圧でリリース、これで痛みなし。
相反、蝶形骨、後頭骨、前頭骨アプローチ。
座位検査 まだ右肩外転110度、首左側屈で右首に痛み、その他は改善
仰臥位 右縦隔リリース
横臥位 右わきから四指の先で上肢帯と肋骨の間をはがすようにリリース
これで右肩外転180度、首の側屈も痛みなし
立って左股関節の確認
僕「立って左股関節どうですか」
患「あ~痛くない、ちょっと待って」
と言って、一度椅子に座って立ち上がる動作をして確認しています。
患「うん、立てる」
服を取ろうと中腰になって
患「あ~大丈夫、この姿勢が出来んかったんよな~、出来る出来る」
患「2週間後の予約して帰るわ、予約しとかんかったら、つい来んようなるけん」
僕「はい、ありがとうございます」
以前、来られていた時と比べると、施術内容がかなり違ったが、結果が出れば問題なさそうです。
でも、もともと今までもしょっちゅう施術内容変えてたから、昔からきてくれてる人は、また変わったぐらいの感じかもしれません。
また、ここまで定期的に来院されてる方は、施術内容大幅に変えたにもかかわらず、それで来なくなったという方はいません。
変えてから新規の患者さんも、こういう施術なんだと思って次回予約とってくれたり、
もしかして、今までのほぐしがそもそも下手だったのかと、思ってしまうぐらい今の施術の方が改善率は良いです。
また時代がそういうことなのかとも感じています。