人と話すのが得意ではありません。
どちらかと言えば苦手な方です。
休みがあれば誰かといるより、一人が好きです。
こういう仕事をしていてなんですが、そうなんです。
でも大事だよな、でも苦手だよな、なんて考えていて
ふと突然思い出した。
書くと迷惑かかる人いるかな。
迷惑かけたらごめんなさい。
たった一言の影響力(良い方じゃないよ)
もう20数年前になる。すごく傷ついた一言がある。
当時、香川県に住み、空手を習っていた。
当時は師範もまだ若く、僕より6~7歳上だったからまだ30前か。
当時は稽古が終わってから、よく師範と特に選手会メンバーで飲みにいくことが多かった。
僕自身もみんなで飲みに行くのが楽しかった。
しかしある日、稽古後の居酒屋で(たしか弟だったと思う)がつぶれた。
酔いつぶれたので、僕が送ってくることになった。
当然、送り届けてまた師範らに合流する予定で。
しかし、タクシーで送っている最中に、タクシーの運転が荒く
僕が急に酔いが回った。
送り届けて、居酒屋に戻ろうとしたが、
目が回るは、気持ち悪いはで、タクシー止めて、道端で吐いた。
とても正気ではいられず、こりゃ帰っても迷惑かけると判断し、
家に帰宅、同棲中の彼女に店の名前を告げ、連絡してと頼んでつぶれた。
次の日、道場にいくと、なぜか師範が怒っている。
師範「昨日なんであんなことした」
ああ、説明が足りてなかったのかと、
「実は、こうこうで、、、、、」と事の顛末を説明すると、
師範「それならそれで、ちゃんと説明しないと、勝手に帰ったりするやつがあるか、そんなんどこの道場いっても通用せえへんで」と叱られる。
ここまでは、ごもっとも。
当時は携帯なんてない時代。
自分で調べて、かけられないほど酔いが回っていたが、
彼女任せにしたのは僕の不始末、失礼なことをしたと反省。
しかし、この後の師範の一言「そんでその話はほんとなのか?」
これには、もうしばらくおさまらないぐらい腹が立った。
「押忍」としか答えられなかったが、内心怒りに震えた。
なんでこんなことでウソをつく必要がある、
こんなことでウソをつくような人間だと俺を見ているという事か、
などと、いろんな思いが頭をよぎり、腹が立ってしょうがない。
それまで、みんなと飲みに行くのも嫌いじゃないし、
師範と飲むのも好きだった。
だから突然、このように言われて無性に腹が立った。
それからですね、その後も表面上は師範と弟子。
稽古も飲みも普通に続いていくのだが、
心の中で、徐々に距離が出来ていく。
結局、数年後空手を辞めることになるのだが、
この一件が、今考えれば遠因だったかもしれない。
あの、たった一言がなければ、ただ反省して終わっていたのに。
たった一言の影響力って大きいなと。
しかし今になって思えば、師範だってまだ30前の若造の時代である。
怒りに任せて物を言うこともあるよなと、
今では全然気にしてませんが、ふと思い出したので。
けっこう僕の人格形成に影響あった一件のような気もする。
逆に僕自身の発言も気を付けないとな。
なにせ、人に言われた一言には、こんなに腹立てて、
でも僕自身は、今までこれよりひどいこといっぱいしてきたな。
反省してます。
逆に良い方に導ける一言が言えるようになりたいもんです。