TPA整体というのは、トータルプロポーションエステティクスの頭文字をとって名づけたそうで仙骨生命力活性法ともいいます。
施術法は施術者が患者の仙骨に手を触れ、まず一番にとるべきコリ、筋硬結を感じ取り、まずそれを解消する。すると次のとるべき部位が感じられそこに施術する。当時、先生は自分で改良した超音波治療器で施術していた。これがおそろしく痛かった。
患者の訴える部位ではなく、身体がよくなるために施術するべき順番がある。それを気功を訓練することで感じ取れる身体をつくり、その感じた順番どおりに施術していく。
もとは気功をやっていた先生が、知人の仙骨に手を当て気を送るということをやっている最中に自分の肩がすごく痛くなり、ふとその痛い同じ知人の肩をほぐすと、自分の痛みが消え、また別の部位が痛む。またその部位をほぐしてやると、また別の部位を感じる。それを繰り返すと、その知人がすごく体が楽になったそうです。その体験をもとにこの整体法をつくったそうです。
講習は2週に一度づつ1年程でした。内容はまず気功を1時間ほどやり、その後、筋骨格の解剖学とこの整体法の理論を勉強して、3か月ぐらいから実技がはいってきました。そして1年で中級資格までとると、患者さんに施術していいよということになります。
しかし自分で実際にやってみると、自分の感覚がいまいちぼんやりでハッキリしません。今感じている違和感は自分のものか患者のものか自信を持てません。つづけていけば徐々に上達するのだと思いますが、やはり自分の身体で感じるというのが信頼しきれず、このやり方はやめてしまいました。