心、気の持ちよう、意志、目標なんと表現するのが適当なのかわかりませんが、
その影響にビックリなことがありました。
多発性硬化症で通院してくれている30代男性
3月の頭頃だったと思いますが、なかなか病状が良くならず
かなり気分が沈みがち、どことなくもうダメなのかとあきらめ始めているように感じました。(力不足で申し訳ない)
こりゃ、このままじゃまずいなと感じ
僕「ちょっとなかなか良い状態に向かないから、手を貸してくれ」
患「はい、どうしたら?」
僕「まず自分でこの病気を治す、治ると決めてくれ」
僕「脳の機能に大量の情報すべてを受け取るのは無理なので、必要に応じて選別している。だからまず治るという前提でいれば、治るために必要な情報、生活習慣を勝手に脳が拾ってくれるようになる。逆にもうダメかなという気持ちでいると、ますますダメだろうという情報ばかり集めてしまう。だから今現在治る方法がわからなくても自分で治ると決めてしまえば、方法は後から見つかる。俺も治すと決めて施術するから、協力してくれ」
と伝えると、少し目に力が戻ってきて、
患「そうですね、やってみます」
と言ってくれた。
それから1週間ぐらいは、まだ
患「なかなかまだ出来てません」
と言ってましたが、
次の週には、少し元気になり
患「僕、昔垂直とび60センチぐらい飛べてたのが、いま足の麻痺感などもあって5センチぐらいしか飛べてなかった。それで部屋の天井が手を伸ばしてから30センチぐらいあるので、これにつくようにしてみようと、やってたら1週間で天井につくようになりました。」
僕「あ~凄いな、やると違うもんですね」
その後、今度はゆっくりだがジョギングを始めたという。
さらにこの間、しばらくやっていなかった、フットサルにいってみんなにまじってやらしてもらったという。もちろんまだまだ全然動けているわけではないが、やろうという姿勢がすごい。
もちろん次の日はバリバリ筋肉痛でやってきましたが。
そして昨夜、来院されると、
患「今日はちょっと背中が痛くて、実はちょっとやりすぎたかなと」
僕「何を、やりすぎたの」
患「近くの神社の階段を駆け上っているのですが」
僕「え~もうそんなこと出来てんの!!!」
患「はい、ジョギングしてると持久力はついてきたんですけど、キックするときの力がまだ足りなくて、階段ダッシュがいいかなと」
僕「すごいな、いつの間に」
患「もちろん、まだ1本上るだけなんですけど、昨日2本上ってたら背中がグキッて」
僕「そういうことか、了解了解」
患「フットサルまた行ってきたんですけど、やっぱまだ女性、子供に負ける、もちろんわかってやってるんですけど、やってると欲が出て、まず女性、子供には負けないようになりたいなと」
いやビックリしました。あれからまだ1か月少々ですが、あれほどなかなか変化しなかった、というか徐々に悪化気味だった状態が、意識の持ち方変えただけで、こんなに変わるとは。
帰り際、
患「今日もこの後、行ってきます、夜走ってるんで」
僕「お~頑張ってね」
いや凄いです。
心?脳?何の作用かは別として「治ると決める」良かったみたいです。
もちろん、まだ病気が治ったわけではありませんが、明るい兆しですね。