50代男性 1月4日にゴルフをしていて、右手でボールを拾おうとして、前かがみになった瞬間にビリッと腰に痛みが走ったそうです。
痛いながらもなんとかゴルフはやったそうですが、その後もプレーはなんとかできるそうですが、終わってからの痛みが強くなったそうです。
以前から、プレー後には、腰に疲れ、違和感、軽い痛みなどがあったそうですが、この件以降、1週間以上がたっても以前よりプレー後の痛みが激しい。
本人、体がおかしくなってきてると感じ来院。
26歳の時、十二指腸潰瘍で正中切開手術、40歳で四十肩。
まずDRTで背骨をゆすり、横臥位で軽く首肩腰をほぐす。
仰臥位で肝臓、横隔膜(これが非常に硬い、切開手術の影響か?以前は無理やりゆるめようと力任せになっていたが、反射的に防御され全然ゆるまなかったが、今はイメージで横隔膜まで届かせるという感じでやると、変化してくる)、腎臓、回盲部にアプローチして骨盤調整、足根骨(これが非常に硬く、少し改善した程度だったので、後程普段青竹踏みなどやって、足部を動かすように指導)
この時点で、左右に膝倒しをやってもらうと、仙腸関節部に少し痛み、横臥位で仙腸関節を圧縮リリース、これで左右に倒しても痛みなし。
肋骨の矯正して、頭蓋を矯正、その後小脳テントのリリース(昨日効果的だったので、また使いたくなって使った、必要だったかどうかは不明)
立って動かしてもらって「それで腰動かして、痛みや違和感が残っている場所があれば教えてください」
すると、腰回したりひねったりして「いや、大丈夫みたいです」ということで終了。
この後、ふと考えたのが以前見た、整体セミナーDVDの中で、後頭部の上項線が腸骨に対応するとあった。
だとすると小脳テントは、この上項線あたりからアプローチするので、小脳テントへのアプローチが腰にも良い効果を出すんじゃないかと考えた。
ふとそう思っただけで、検証してみないとわからないが、検証データを集めるにはまだまだ患者さんの数自体が少ないからな。
まあ腰痛の患者さんが来たら、注意深く観るようにしよう。
まあ、こんなこと考えるのも、股関節が悪いので、将来もし動くのが不自由になった時、頭からのアプローチだけで全身に変化を出せたらなと思う。
しかし、いやいやどうにか動けるように治療や日常生活に気をつけろよ、と思い直したりと自分の体とも格闘中です。