長谷澄夫のクラニアルテクニックというDVDを購入し、そこで紹介されていたテクニックを、ここ2~3週間使い続けた。
今まで、他のセミナーやDVDで頭蓋に対するテクニックを知っていても、いまいち変化が乏しい感じがし(もちろん努力不足のせいもあるが)そうなると、実際の施術でもあまり使わないし、使わないからますます使えない、という悪循環。
しかし、今回はひたすら使い続けてみた。
すると今日の施術中に、はじめて頭蓋に対するテクニックで頸椎が解放される感覚があった。
いつも首肩がカチカチになって、頭痛になり、それでも頭痛薬でごまかし、さらに頭痛薬飲んでも効かなくなったらやってくる患者さん。
今回は、ほぼ2年弱たっている、久しぶりです。
案の定、ガッチガチにこっている。
まず、DRTで背骨をゆするのですが、ゆれません、というか力みまくって、固まった背骨全体が、ゆらす動きについてきて、ずれがおこらないので効果なし。
こんなに硬く力みが抜けない患者さんは滅多にいません、少なくてもDRTをやるようになって、これほど揺れない方は初めてです(以前来られてた時は、拇指押圧でほぐしていた)
横臥位でほぐしていきますが、ある程度ほぐれるのですが、なかなか硬さが抜けない。
仰臥位で上肢、肋骨矯正してから頭蓋にかかります。
DVDの中で、頭を平行に持ち上げた時に、重かった頭が軽くなるのを目安に施術するので、まず頭を持ち上げてみた。
重い以前に、まだ首に力が入ったままで上がりません。
今までなら、頸椎リフトをするのですが、それも難儀でリフトしても力が抜けなくて、なかなか解放しない患者さんです。
今日は、ここで頸椎へのアプローチはせず、クラニアルテクニックを使いました(ここ最近使い続けているやつです)
使い続けていますが、まだこれで大きな変化はつかめていません。
しかし、この患者さんの後頭骨を左右から軽く圧縮するようなテクニックを使っていると、シュワシュワシュワと後頭骨がやわらかくなると同時に、頸椎もふわ~と解放されていきました。
立って確認してもらいましたが、頸椎へのアプローチはしなくても、首のこりはなくなっていました。
使い続けて、やっと少し変化を実感できたのが、うれしかったです。