それでちょうどいいテンションをつくったら組織が反応してゆるみはじめます。
ゆるみに応じてテンションをとり続けないと、テンションが逃げてしまいます。
これが非常に難しく、ついついちょうどいいテンションをとおりこして強すぎるになってしまうことが始めのうちはしょっちゅうでした。
そうすると組織がガチッと固まったように反応がとまってしまいます。
するとああ強すぎたと反省しもう一度テンションをとりなおしということになります。
慣れてきてちょうどいいテンションをとり続けれるようになると、そのうちに組織が完全にゆるむと膨張収縮の動きがおきてきます。
膨らんだりしぼんだりに感じたり、そこを体液が波のように流れる感じだったりします。
そうなるとこの組織は完全にほぐれたということになります。
完全にほぐれたのに主訴に変化がなければ、この部位が問題なのではないということでべつの部位にうつれます。
この感覚がないと、そこがまだほぐれてないのか別の部位が問題なのか迷ってしまいます。
だから僕にとってこの感覚は非常に重要です。
もちろんこれを全身にいちいちやっていては時間がかかりすぎます。
ざっとさわっていきながら特に硬い所、大事なところなどでやっています。