16歳 うつ・自律神経失調の患者さん、今日4回目
まだ、普段の症状に、これといった良い変化は見られない。
けっこう体の緊張感、硬さがまだ抜けない。
前回のフォローセミナー時に、ペアの先生と意識をいろいろ変えるだけで、相手に与える感じがかなり変わる事に気づき、
圧の強さ、方向だけでなく、意識の持ち方、方向、強さなどもかなり影響するようなので、いろいろ工夫している。
そこで、この患者さんだが、こういう症状の方の場合、もしかすると潜在意識では良くなると困る、痛みがある方が都合がいいという状況があるかもしれない。
特にこの患者さんは、そもそも父親が問い合わせて来て、毎回父親が連れてきているので、余計そうかもしれない。
本人が、本当のところ、どう感じているのか、まだうまくコミュニケーションが取れていない(会話、コミュニケーションがへたなもので、すいません)
そこで、まず肝臓プレスの際に、よく意識する心臓方向へとか、あるいは上方へとか、あるいは毒素を流すだとかを、いったん置いといて(もしかして、良くなる方向の意識が、この患者さんにとって、余計なお世話かもしれないと思い)
今の体の状態を、そのまま受け入れる、あるがまま、変わる必要はないよという意識でアプローチしてみました。
すると心なしか、いつもより体の緊張感、抵抗が少なくなり、こちらの刺激を受け入れてくれたような感じがしました。
手数も少なめに、肝臓プレス、横隔膜矯正、左大腰筋リリース、でいつものクラニアルに下垂体スプレッドで終了。
僕「これで、どんな感じかな?頭とかいつもより軽くなった?」
患「頭はわからんけど、いつもより脱力感がある」
まあ変化は出てるようです。
このような意識の持ち方が、良いという確信はないが、
まずは、このようなところから入ってみるのもアリかな。