昨日に引き続き今日も来院。
今日、施術前の状態は、昨日の施術後の状態と比べると、手足の感覚はそのまま維持しているが、呼吸が昨日の終了時を10とすると7ぐらいに下がった感じだそうです。
あと少し肩がこっている。
それと今日は試したいことがあり、この前からここ2~3回(このクライアントの)施術時に、肝臓、横隔膜、腎臓その他内臓施術の後にクラニアルを行う事が多いのですが、
クラニアルを行っていると、腹部が重くなることが続いたので、
クラニアル行う事で、そうなるのか、または何もしなくても時間の経過とともに重くなるのかチェックしたかったので、その旨伝えて施術開始。
昨日と同じ条件で、FBプレス、肝臓プレス、横隔膜矯正、腎臓キレーションまで行い、このまましばらく寝たまま待っていただく。
5分程度そのままで、どんな感じか聞くと、多少胃のあたりが重くなりかけるが、そこからそのままで、それほど重くならない。
ではクラニアルに入ってみる。
相反テクニックを始めると、
患「あっ重くなってきました」
そのまま、変化を聞きながら行うと、SBS、後頭骨、側頭骨、
そして側頭頭頂縫合リリースを行っていると、
患「あっまた重くなってきました」
どうやら頭頂骨にコンタクトしている時に、腹部が重くなるようです。
単に僕のコンタクトの圧が強すぎたのか、はたまた頭頂骨と何か関係あるのか、わかりませんが次回もう少し気を付けて観てみよう。
とりあえず今日のところは、腹部が重くなるのが、頭頂骨に触れている時というところまでだな。
とりあえず施術は続行。
FBSTやって頭の重さ、まだ重い。
いつもなら、もういちど後頭骨Vテクニックをもう一度行い軽くするが、
本人が気になる腹部をやって変化を観る。
本人が訴える下行結腸キレーション、それから硬さを感じる腰椎まわりもキレーション。
しかし昨日程の呼吸が大きくなってくる感じがない。
そこで大腰筋に硬さを感じたので大腰筋リリース。
しかし呼吸の大きさはあまり変わらず。
本人は立って間隔確かめると、「いやもう呼吸の窮屈感とか、まったくなくなりましたよ」
と言うが、まだ頭の重さ観てみると、まだ少々重い。(キレーションの後に大腰筋リリースを行ったので、腹部に圧かけたので頭が重くなったのではないか、キレーションのみなら軽くなるのではないかと思い)
もう少し腹部にキレーション、すると呼吸が大きくなってきた、今度は頭も軽くなった。
僕「これでどう、さっきよりも呼吸が大きくなった?」
患「う~ん、あまり先ほどとの変化は感じないですね」と少し表情もさっきより沈みがち。
何かあると思い、「呼吸以外で何か変化はありますか」
患「今やってもらっていると、右肩が痛くなってきた」
と上部胸椎の右側を指していうので、そうだあれやってみようと5期生の肺症候のテクニックの中にあった肋骨矯正と胸椎矯正を思い出す。
腹臥位で肋骨矯正と胸椎矯正を行って、再度立って感じを確かめてもらうと、
今度は明るい表情で、「いや、これやってもらったら昨日の施術後より、さらに呼吸がしやすくなって肋骨まで入ってくるようで気持ちいいです」
とのこと、ただ手足の感覚に進歩はない、昨日の施術後と同じ。
患「なんかすいません、いっぱいやってもらってありがとうございます」
僕「いやこっちこそ、いろいろやり過ぎてごめんね、本当は少ない方がいいんだけど、なにが〇〇さんの症状に効果的か、いろいろ試させてもらって、ずいぶん勉強になります」
患「いやいや、ありがたいです」
改善に向けて頑張りましょう。